社長秘書ソミヤの苦悩と反省
公開日:
つぶやき
約1ヶ月ぶりにブログ更新するくせに、人のこと書くのかよっ!はい、そうです、人のこと書きます。いや、むしろ、途中で人に筆を執らせます。(笑)
あ、どうも。
あれ?何か忘れてることあったかな〜?うーん何だったけな〜?最近めっきり記憶力が低下した、裏スラミンです。(か、書きますよ、壮絶バトルから学んだこと【その2】の続き。き、今日じゃないけど。)
初めての方、初めまして。
株式会社ウィザップ社長、高橋陽子(通称「スラミン」)の社長ブログをのっとって書いてます、ウィザップの裏社長「裏スラミン」です。のっとり続けて今日もこのブログを書いています。どうぞ、お見知りおきを。(ブログのっとり初日記事はコチラ)
なんかね、最近、社長秘書ソミヤの機嫌が悪いのよ。
「どうしたの?」って聞いたら、なんか、悶々としているらしいの。社長秘書である自分と、社長との関係性について悩んでるみたい。ここまで悶々となったのは、ある日の出来事がきっかけらしいわ。
でね、言ってやったの「あなた、私ののっとり社長ブログにその思いの丈を書けばいいわ。あのブログは必ず社長が目を通してから公開されることになっているから、絶対に社長は見る。ね?ね?じゃ、よろしく!ブログ書いてね!!」
…と、言う訳で、ここから先は社長秘書ソミヤに筆を渡します。
じゃーねー♪
ソミヤちゃん頑張ってね〜♪
初めまして。
社長秘書を務めております、曽宮美峰と申します。
「ソミヤ」とお呼びください。(本ブログのサムネイルに、怪しげな社長とのツーショット写真が使われておりますが、これもお仕事の一貫ですので、誤解無きようお願い申し上げます。)
私、この会社に来るまでは、小さな広告代理店やデザイン事務所で営業兼制作ディレクターの仕事をしていました。ディレクターというのは「ディレクション(指示)をする人」なので、私自身がデザインをしたり、印刷をしたり…ということはしていません。
つまり、全て「誰かの手を借りて、モノづくりをしていた」ということになります。
だからこそ「誰かの手を借りて、いいモノをつくる術」のようなものは磨かれてきたように思います。
「モノをつくる人たちに何をどう伝えれば、いいモノをつくってもらえるのか」「モノをつくる人たちの力を最大限に活かしてもらうにはどうすればいいか」…そんなことを考えて、やってみて、失敗したり、怒られたり、喜んでもらえたり、いいモノが出来たり出来なかったり、また反省して、やってみる…その繰り返しだったように思います。今でもこれがテッパン!というものはありません。試行錯誤です。
私がこの会社の社長秘書になったのは、以前から知り合いだった社長の陽子さんから直接お話をいただいたのがきっかけでした。ちょうど専業主婦業に飽き飽き来ていた頃だったので、とても嬉しかった。陽子さんは「自分のスケジュール管理は自分で出来るからいい。私が望んでいる秘書はそういう一般的な秘書じゃない の。私、やりたいことは山ほどあるのに、なかなか進まないの。だから、私が求めている秘書は、私の考えていることや思っていることをなんらかの形にして、進めてくれる人が欲しいの。」とおっしゃいました。私が営業兼制作ディレクターとしてやってきたことは、まさにこれで、いろんなお客様(経営者の方もいらっしゃいました)からモヤモヤした悩みをご相談いただいて、そのモヤモヤをちょっとでもスッキリできる方法をご提案する、モヤモヤを何か形にしてご提案する…そんなことをやっていたので、陽子さんが望んでらっしゃることは出来るな、と思いました。
それは間違っていなくて、私が社長秘書に なって約1年経つ今でも、ご自身のスケジュール管理はご自身でされていますし(正直私はこの「管理」全般が弱いので助かっています)、私は陽子さんの「私の考えていることや思っていることをなんらかの形にして、進めてくれる人が欲しいの。」という役割に徹することが出来ているように思います。
前置きが長くなりましたが、 裏スラさんが冒頭で触れられた「ある出来事」についてお話しますね。
先日、新潟市内某所のスタジオで、社長の写真撮影を行いました。裏スラさんもいらっしゃったので、Facebookにあげてらっしゃいましたね。これです。
これはもちろん陽子さんのご趣味でもなんでもなく、弊社の販促物作りの一貫なんです。その「販促物」というものは「アプローチブック」と呼ばれるもので、陽子さんが現在参加してらっしゃる社外研修でのご指導のもと、弊社内で制作しているものです。
「アプローチブック」というものは読んで字のごとく、「誰かにアプローチする(近づく、仲良くなる)ための本」です。なので、会社の業務内容やサービス内容をこのアプローチブックに掲載される方もいらっしゃいますし、お客様の声を集めた本にされる方もいらっしゃいます。
そこで、弊社は何を掲載するのか?
陽子さんは研修を受けられた後、研修会でのアドバイスも受けてお考えになった結果、
私を紹介する本にしたい。
こんな私ですけど、
一緒にお仕事しませんか?
一度お会いしませんか?
というメッセージが伝わるものにしたい。
営業効率がいいのは
経営者同士が仲良くなること。
だから、
トップセールスの販促物にしたい。
とおっしゃいました。
私もこれはイケルと思いました。
これをうちの営業部員が「うちの社長がこんなもん作ったんですよ〜」と言って、営業先への訪問口実にも使えるし、その時に手渡した人が窓口の一般社員だとし ても、「ウィザップの社長さんがこんなものを作ったんですって〜」と言って、社内回覧をしたり上司に報告したりするかもしれない。そして経営者の元に届く 可能性だってある。決して社長だけのものではない、弊社にとって役立つものになる、と思いました。
いや、むしろ、
「ウィザップの社長さんがこんなものを作ったんですって〜」と言って、社内回覧をしたり上司に報告したりするかもしれない。そして経営者の元に届く可能性だってある…
というモノにしなくては
意味が無い!
と、思いました。
そして、陽子さんのご意向もあり、この思いを共有する仲間たち(「ヒラメ会」という、社長が招集された若手社員中心の会のメンバー)と、「何がいいかなー?」「何を掲載すればこういうモノになるかなー?」「陽子さんならでは、他の経営者にはマネできないことって何かなー」と真剣に考えました。弊社の財務コンサルタントの蜂谷様や経営コンサルタントの坪井様も加わっていただき、ブレストも行いました。
集まったアイデアは100を超えました。
作るものは、プロのカメラマンによる写真を見開きで大きく見せて、キャッチコピーで端的にメッセージを伝え、その脇のボディコピーで「なるほど…」と思わせる含蓄のあるメッセージを置く。グラビアアイドルも顔負けの、でもうちの社長にしか出来ないこと満載の「スラミン写真集」!!ということに決定しました。 (「スラミン」は弊社公認の社長のニックネームです。)
で、集まった100を超えるアイデアをどうするか?
ここからは編集です。これらのアイデアをどう組み立てれば、伝わるものになるのか。これらのアイデアをどう編集して、どういう言葉で伝えれば、これを見た経営者が陽子さんに会いたいと思うのか。
今度は私が真剣に考えました。
第3者の視点に立ち返り、自分が経営者だったら「何を知りたいと思うか」「何にキュンとくるか」「陽子さんをどんな人だと認識したら会いたいと思うか」。そしてどんな内容が載っていれば、このアプローチブックを受け取った人が「ウィザップの社長さんがこんなものを作ったんですって〜」と言って、社内回覧をしてくれるか。上司に報告をしてくれるか。捨てられないか。真剣に考えました。
そして出た結論を、「こんな写真を使って、こんなキャッチコピーで、こんなボディコピーで、こんな構成で作ってはどうでしょうか?」というラフスケッチを陽子さんにご提案しました。
もちろん、なぜその構成にしたか、なぜ100を超えるアイデアの中からこのアイデアを選んだか、という理由もお伝えしました。キャッチコピーや文章も一旦私が書いてみましたが、これらは後から陽子さんの言葉に変えてもらっても構わないと思っていました。とにかく、どんな意図でこの写真を使い、この言葉を使っているのかが伝わればいいと思って書いただけですから。
そして、次回の社外研修会に持参したいとおっしゃったので、参加者(同じグループの参加者かな?)の人数分、7部を用意してお渡ししました。
それがこれです。
ここには表紙しか写ってませんが、中面のページもこの表紙と同じように、「どんな写真を掲載する=どんな写真を撮るか」がラフスケッチで分かり、「その写真と共にどんな言葉を表記するか=その写真で何を表現したいのか、伝えたいのか」が文字で分かるように作りました。
なので、次の研修会でOKが出れば、これを使ってカメラマンさんと打ち合わせをし、「こういうページでこういう風に使って、こういうことが伝わる写真を撮って欲しい」という意向を伝えようと思っていました。
ところが、その後、ちょっと違った方向に事が動いたんです。
研修会を終えたて帰ってきた陽子さんは
「色々考えたんだけど、やっぱりこれにしようと思うの。」
と言って、キャッチコピーが見開きページの左右に1つずつ並んだ、アプローチブックの構成案を見せてくださいました。写真も基本的には見開きで見せるのでは なく、片面で1つ、見開きで2つの写真が対になるように…というものでした。ページ数も減っていましたし、あのブレストで出た100を超えるアイデアが生かされた「見た人をわくわくさせる工夫」も無くなっていました。
「見開きの左右ページで、対照的なメッセージを見せようと思うの。」
「ね、どう思う?この方が現実的でしょ、撮影する内容も。」
とお尋ねくださったので、
「あ、はい。確かに現実的だと思います。私たちが考えたものはエンターテイメント性の高い、この冊子を見た人がわくわくするようなものを…と思って、あえて現実的ではない内容を含ませていたので…。」
とお答えしました。
そのあと「研修会でこんな指導を受けたから」とか「同じグループの仲間からこんなアドバイスをもらったから」といった話は出てきませんでした。
ただ「こうしようと思う」ということでした。
確かこのお話を伺った時、風邪で保育園に預けられなかった2歳の息子がこの打ち合わせに同席していて、私が心身ともに落ち着かなかったこともありますし、ま たどうしてもこの日に陽子さんと打ち合わせなければいけなかったことが他にも数件あったので、このアプローチブックの話題だけに集中できなかった状況にありました。
陽子さんもこのような状況を見て、詳しいお話は割愛されたのかもしれません。
ただ、
なんと言うか、
残念でした。
あれだけみんなで考えたものが、
ただ「現実的ではない」という理由だけで
変更されたように思えて。
そしてその後、その陽子さんの構成案に、私がもう一度ラフスケッチを描き入れて、カメラマンに「こんな写真を撮ってください」と伝えられるものにする、ということで私が受け取りました。そしてカメラマンとの打ち合わせ時に見せる段取りにしていました。
ところがその後、2歳の息子だけでなく、上の4歳の娘も体調を崩し、交互に園を休む…という状況になり、私は出社できない日が続きました。そして他の案件で進めなくてはいけないものもあり、このアプローチブックのラフスケッチは後回しになってしまいました。
陽子さんはこの状況を分かってくださっていたので、アプローチブックはその後、陽子さんが社外関係者(コーディネーターとカメラマンとメイクさん)と連携して進めてくださっていました。
今思うと、すでにこの時、私はこんなことを思っていました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あ、私がやりすぎたかな…
そもそもこのアプローチブックは社外の研修を陽子さんが受けて、その指導のもとに陽子さんが作ってらっしゃるもの。陽子さんが私や「ヒラメ会」のメンバーに話を振ったのは、単に相談したかっただけだったのかもしれない。それなのに私が図々しく、しゃしゃり出て、なんだかんだやり過ぎたんだな、たぶん。
現に、コーディネーターさんとの連絡やカメラマンさんやメイクさんとの手配もご自身でされている。そうだった、これは「ヒラメ会」のプロジェクトでも会社のプロジェクトでもなく、陽子さんが受けられている研修会の課題だったのだ。
それに、研修会ではアプローチブック作成の指導を受けているんだから、私やヒラメ会のメンバーがあれこれ考えるよりも、もっと現実的で効果的なアドバイスをもらってるんだろう。
それなのに、それに足並みを合わせることなく、私がラフスケッチとか構成案とか作っちゃったから良くなかったんだな。
うん、ちょっと距離をおこう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そしてこの撮影日当日、私は「衣装を着るのに手が欲しいから来て」と言われて行きました。
私もそのつもりでした。それ以外の役目は毛頭するつもりもなく、撮影中の待ち時間に出来る別の仕事を持って、現場に向かいました。
「どんな写真を掲載する=どんな写真を撮るか」
「その写真と共にどんな言葉を表記するか=その写真で何を表現したいのか、伝えたいのか」
は、事前に行ったと聞いていたコーディネーターさんとの打ち合わせで行われている、と思っていました。
ところが、当日の撮影を見ていてると「こういうページでこういう風に使って、こういうことが伝わる写真を撮って欲しい」という意向が、カメラマンに伝わっているようには思えなくて…。
でも私がフェードアウトしていた期間に、陽子さんとコーディネーターさんとの間ではそのような話が詰められて、今日この撮影の日を迎えているから、今さら私がアレコレと口出しする立場ではない。そう思っていました。
でも、どーしても我慢できなくなって、確認…という形で2・3回口出しをしました。
そして、終盤にさしかかって、これはもう本人に確認するしかない、と思って、陽子さんに「事前の打ち合わせはコーディネーターさんとされたんですよね?このページではこんな写真をこんな風に使いたいから、こんな写真を撮って欲しいって。」と確認したら、
「うん、ほら、ソミヤさんが作ってくれたあれ、あるじゃない?あれは見せてる。」
えぇえぇえーーー!?!?
これーーーーーー!?!?
ちがーーーーーーう!!!
あなたが
作ろうとしているもの
これじゃなーーーい!!!
あなたが
「こうしようと思う」
と言ったあの構成案で
「こんな写真を撮って」
って話をしてなきゃ
ダメーーーーー!!
ここで私、大反省をしました。
私が間違っていた。
私が図々しく、しゃしゃり出てなきゃダメだった。
続きの撮影は、来月行われます。それまでにあの陽子さんが作られた構成案に、ラフスケッチを加えて、「こういうページでこういう風に使って、こういうことが伝わる写真を撮って欲しい」という意向をカメラマンに伝えられるように準備をします。
陽子さんから言われた「私の考えていることや思っていることをなんらかの形にして、進めてくれる人が欲しいの。」という役割からすると、私は、陽子さんの考えていることの先にあるものを理解し、その実現のために力を尽くすことだと思います。だから、その先にあるものと違った方向に陽子さんが動いていらっしゃると感じたら、私は言わなきゃいけなかった。確かめなきゃいけなかった。なぜあの打ち合わせで、私は陽子さんの「こうしようと思うの」をすんなり聞いてしまったんだろうか。しかもその後、陽子さんの許可も取らずフェードアウトなんて…。そんなこと、しちゃいけなかった。
色んな後悔の念が押し寄せるけど、全て今言ったって遅い。
なんてズルイんだろう。
やりきらなきゃいけなかったのに、逃げた。
言わなきゃいけなかったのに、言わなかった。
陽子さんに対しては多くの社員がこう言います。
「あの人には何を言っても無駄だから」
私はこれに対して
「諦めないでください」
「言うのと言わないのとでは違う」
と言ってきました。
なのに、私が、同じようなことを思い始めていた。
「陽子さんが決めることだから仕方が無い」…そんな思いが、このアプローチブックの件をきっかけに私の中に広がってきていたように思います。
それに、思い返せば7月31日の東京での主催セミナー社長挨拶のあの言葉。
「どうも、代表取り締まられてます、社長の高橋です。いや、本当に取り締まられてるんですよ、特にあそこにいる秘書に(笑)。今までは何かと自由にやらせてもらってましたけど、彼女が来てから”こうしてください””これはこうしなきゃダメです”とか言われちゃって(笑)。」
別にショックでもなんでもなく、私も笑って聞いてましたけど、いや、やっぱりやりにくいのかな〜って。ちょっと私しゃしゃり出過ぎなのかな〜って。実は内心ちょっと気になって いたんです。だから、こんなこともあいまって、アプローチブックの件もこんなことになってしまったように思います。
違う、そうじゃない。
陽子さんが私に求めている「社長秘書」はそうじゃない。
ですよね?陽子さん。
こんな内容をブログに書いて、この時点で社長秘書失格なのかもしれませんが、社内外の方にも何か感じていただきたくてこの場をお借りしました。
陽子さん、明日からまた、ソミヤしゃしゃり出ますよ。
さっそく言いたいこと、やっていただきたいこと、ありますよ(笑)。
はい、
お覚悟はよろしくて?
—————————————
はい、ソミヤちゃんお疲れ。
ガンバロウね。
だって私たち、
ウィザップも陽子さんも
大好きだもんね。
—————————————
「いいね!」をすると、
Sっ気香る&クスッと笑える
裏スラつぶやきがもれなく付いてきます。
FBページの特性上、
裏スラはここ以外のコメント欄に
コメントすることが出来ないので、
裏スラへのコメントは
是非コチラにどうぞ♪
https://www.facebook.com/urasuramin
—————————————
裏スラつぶやき一覧はコチラ。
https://twitter.com/ura_suramin
—————————————
ん?ところで、ここ何の会社?
と思ったそこのアナタ!
答えはコチラッ↓
—————————————
関連記事
- PREV
- 突然ですが、スラミン語録 vol.2
- NEXT
- ウザフェスに見た、我が社の姿。