日本は他国の作品に対するリスペクトがなさすぎると思う。

おこんばんわ、クロスメディア課の髙橋です。

今日も今日とて虫歯が大暴走しやがりまして、歯は痛いわ頭は痛いわ吐き気はするわでてんやわんやでした。

あまりにもしんどいから前に処方してもらったロキソニンをキメましたが、1回1錠でいいところを朦朧とする意識の所為で間違えて2錠飲むという失態を。副作用で余計に悪化しないか不安でしたが、寧ろ今現在まで痛みを抑えてくれてラッキーという結果に落ち着きました。でも容量用法はちゃんと守って服用しないと、どんな痛い目に遭うか分からないので次は気をつけます…。がっつり副作用出やすい身体だからね。

明日は歯医者を予約しているので、少しでも痛みが和らぐことを願います。もういっそのこと抜いてほしい…。楽になりたい…。

ただでさえ虫歯のせいでムカムカするところに、さらにおこ！なものを目にしてしまいげんなりしました。

ダン・スティーブンスが出演してる『アイム・ユア・マン』楽しみにしてたが、日本版ポスターだけ顔のシワ消し加工されてると聞いて、もう本邦キツすぎて震えてる。本国版も英語版も韓国版もそんな事してないよ。宣伝のためなら何だってする…？こんなとんでもない事、誰も止めないのか…？ pic.twitter.com/fk9NpMcz1H

— まっくるＧ (@macletan) November 10, 2021

ど直球にルッキズムとエイジズムー。

えっ、なんでシワを消す必要あるの？？？？シワがあると何か不都合なことでもあるの？？？？

ダン・スティーブンスに関してはもはや別人になってるんだけど、マジで何がしたいの？？？？

そして更にとんでもない事をしているようで…。

ねえ、気付いちゃったが目の色も青の濃度変えてるな……？ pic.twitter.com/N58rzKr3Q9

— まっくるＧ (@macletan) November 10, 2021

いやいや、完全にこれはアウトでしょ…。許可なく人様の瞳の色を変えるなんて言語道断だわ…。

「白人の瞳は青いでしょ」っていう偏見ががっつり出ていて吐き気がする…。

日清のCMで大坂なおみ選手の肌を白く描いて批判されたの知らないの…？なんで同じ過ちを繰り返そうとするの？

これが差別心からくるものじゃなかったらじゃあなんなんだってぐらい、日本の嫌なところが凝縮されていて目眩がします…。さすが、人様に対して「劣化した」という言葉を使う国なだけあるわ…。

この問題提起のツイートに対して、「差別云々というより、ただアンドロイド感を出したかっただけでは？」みたいな引用リツイートがついていたんですけど、いやその言い訳は無理あるでしょうよ…。本国版のポスターや本編でもそういうことしてるんなら分かるけど、全くしていないわけだし。そもそももう2021年なんだから、肌がツルピカじゃないとアンドロイド感が伝わらないって時代でもなくないですか…？ジャンルは違えど、同じアンドロイドが出てくる最近の映画として日本では「いぬやしき」がありますが、そのポスターやジャケ写に映る木梨さんのシワは消されていませんよね？冴えないおじさんが実はアンドロイドだった！？っていう意外性が売りだからっていうのもあるでしょうけど、「アイム・ユア・マイン」でも「人間に見えるけど実はアンドロイドだった？！」って同じように当てはめることもできるわけで…。てかその言い分が罷り通るなら、じゃあなんでアンドロイド役ではない本作の主人公を務めるマレン・エッゲルトのシワまで消されてるのか？という話にもなるんですけど。

何がダメでみんなが抗議してるのか分からないのであれば、知ったような口ぶりで人様に引リツ飛ばすなよって思いました！自分のテリトリー内で呟いときな！はい、愚痴です！

まぁどんな理由があるにしろ、それは日本側の勝手な言い分にしか過ぎないので勝手に加工していいことにはならないんですけどね。そもそもの話、どんな作品なのか・何を伝えようとしているのか・監督の意図は？などを理解していれば、許可なくシワを消したり瞳の色を変えたりだなんだりする暴挙なんて働かないんですよ。

作品に対するリスペクトが全くもってない、まともに宣伝する気がない、ただただそれだけなんです。理由づけなんか無意味。

ただただ情報量てんこ盛りのクソダサいデザインのポスターが作られるんならまだ我慢できないこともない。ずっとそれだから。いや我慢はできてないしずっとそれにも怒ってるんですけど、「またか…」でまだ溜飲は下げられる。配給会社やデザイン会社だけの問題ではなく、日本人の性質に依るものでもあるのでね。私は情報過多なポスターを見ると見る気失くす側の人間なので、ああいうデザインで見に行こうと思う気持ちが全くもって理解できないけど。

でも、差別心丸出しの最低最悪なポスターに改悪されるのだけは我慢しちゃいけないし、抗議していかなきゃならないなと強く思います。

というかここ最近だけでもそういうの多発しすぎなんだけど、学習能力ないのかな？怒　同性愛を描いた「Summer of 85」と「MONSOON」でもやらかしたばっかじゃん。「それは差別だからやめろ」ってことをしないと宣伝できないほど、日本の映画業界はそんなに廃れているんですか？一映画ファンとして腸が煮えくり返るほど憤りしか感じないのですが。

映画宣伝の闇。『モンスーン』や『summer of 85』のポスターについての議論を見ていて感じることについて。通底する「ウォッシング文化」がいよいよ深刻な状態だからこそ、手遅れになる前にやれることは何か。https://t.co/dkTTDGojVN

— 汐田 海平/, (@kaiheijp) October 17, 2021

作品の良さや伝えたいことをありのままお届けすることってそんなに難しいですか？何か手を加えないと宣伝の一つもできないんですか？だとしたら配給なんてやめちまえよって思うんですけど、私のこの考えは間違っていますか？

もうこれ以上心が擦り減るようなことはしないでほしい…。ストレスなく映画を楽しませてくれよ…。てかなんで内容以外のことで神経擦り減らされないといけないのか…。頑張ってよほんと。

書いていたらどんどん怒りが湧いてきて書き殴ってしまいました。毎日何かしらに怒ってるな私。

見て見ぬ振りすれば楽なんでしょうけど、もうそんな無責任なこと言っていられるほど甘い時代ではないしそんな歳でもないので、怒らなきゃいけないものには今後も怒っていきますし、発信していきます。自己満足だとしてもね！

最初に問題提起する人、本当にすごいなぁと思います。私なんか流れてこない限り気づけないわ…。

自分の特権性に無自覚だから問題を見落とすんだよな、常に意識しないと…。

恐らく明日もまた歯が痛む気がするので、袴田さんが奥さんのことをちゃんづけで呼んでいるという事実を糧に、歯医者の時間まで生き抜こうと思います。あと映画見に行く！楽しみ！

あと1日だから、みんな気を引き締めて頑張っていくよー！