今朝の4:00キックオフのEURO2016決勝フランスVSポルトガル。
おもしろいエキサイティングな試合!とは言えない試合だったけど「これがサッカーだよな」って感じの試合でした。
どうも、こんばんは、ウィザップのサッカーバカことバブ・フジータです。
試合は延長後半に先制ゴールをあげたポルトガルが優勝しました。
苦しんだ末の決勝進出のポルトガル
ポルトガルの決勝進出は通常のトーナメント方式でいえば中々考えられないものでした。グループリーグでは3分でグループ3位(普通のトーナメントなら上位2チーム通過なのだが今回のEUROはグループ3位の成績上位チームが決勝に進めた)、ベスト16ではクロアチアに延長戦で勝利(1-0)、ベスト8ではポーランドにPK戦で勝利(1-1)、準決勝ですウェールズに勝利(2-0)、そして決勝はフランスに延長戦で勝利(1-0)。ご覧のとおり90分での勝利は準決勝のウェールズ戦だけ。公式記録は90分での勝敗になるので、実質1勝6分でこのEUROを制したわけになる。試合を通してもこのチームは強い!と感じたことは無かったんだけど、サッカーって不思議です。
序盤のアクシデント
決勝のフランス戦、チームの絶対的エースのクリスティアーノ・ロナウドがパイェとの接触で前半25分という早い時間帯で予期せぬ戦線離脱を強いられる。ポルトガルでの優勝にこだわる大エースにしてキャプテンの離脱、ポルトガルにとってはものすごい大きな離脱だったが、この離脱が大きくポルトガルというチームを一つにする。
ロナウド離脱でポルトガルが一致団結する可能性が微レ存。#親愛なるサッカー馬鹿
— 新潟の販売促進アドバイザー藤田遼@バブ (@babexma) July 10, 2016
なんとなくだけど、そんな予感がしたんだよね。実際に試合を通してフランスが優勢に攻撃を仕掛けていて、シソコの中央突破やポグバ・パイエ・マチュイデュの中盤はポルトガルの中盤を圧倒していました。だけど、このロナウドの負傷離脱後ポルトガルの集中力のギアが何段階か上がった気がします。なんていうか「ロナウドのために」ってチームの方向性が一つになったていうか、最後の最後で負けない、体を張る守備っていうのかな?とにかくチームを一つにした。そしてドラマが生まれる。
アシスタントコーチになったクリスティアーノ・ロナウド
ここからのロナウドは自由だった(笑)
恐らく誰よりも熱く、誰よりも声を出し、ピッチで戦う11人へ檄を飛ばし続けていました。テクニカルエリアなんて完全無視、延長戦で足がつり満身創痍のゲレイロを無理やりピッチに戻したりやりたい放題。こいつ本気でウザいな(笑)警告が出ても仕方ないくらい自由にやってました。
だけど、こういう姿を見たピッチの選手たちはやっぱり勇気づけられたんだと思う。誰よりもポルトガルの優勝を信じ、ピッチのチームメイトを信じ、勝利のために貪欲なキャプテンに。こいつにトロフィーを掲げさせたい。そんな気持ちが乗り移ったのかは分かりませんが、延長後半にエデルのゴールが突き刺さり、その後も上手にフランスの攻めをしのぎ、ポルトガルの勝利。試合終了のホイッスルとともに涙を浮かべながら吠えるロナウドとポルトガルのイレブンたち。
なんか、はじめはこんな戦績(1勝6分)でポルトガル優勝したら嫌だな~って思ってたんだけど、最後はポルトガル応援しちゃってたもんね。
チームの一番大事な軸が抜けて、チーム力が上がる。そんなサッカーではよく起こる不思議がEURO決勝で見れるとは思いませんでした。やっぱりサッカーっておもしろい!
今日は以上です。あでぃ~。