印刷業界あるあるネタを面白く紹介している漫画『今日も下版はできません!』

私は印刷業界でお仕事させてもらっているわけですが、製造業である印刷業界は日々様々なことが起こります。

車や家電、食品のような毎日同じものを作る業界ではなく、印刷業界は「受注産業」。

お客様から依頼いただいてから製造し始めます。なので、基本的に製品はオーダーメイドとなります。

毎日違うものを作るというのはトラブルが付き物です。

 

そんな印刷業界でのあるあるネタ、主にトラブルネタですが、面白く伝えてくれる漫画があります。

実際にそのトラブルが起きたら笑えないですけどね^^;

その漫画がこちら!

 

 

今日も下版はできません | GetNavi web ゲットナビ

HPスクショ

雑誌の「Get Navi」のWEB版で連載している漫画。

以前から面白いと思っていて、定期的に更新される記事を心待ちにしています。

本当に印刷業界あるある過ぎて、一般の方には馴染みが無いかもしれませんが本当に面白い!

知識量が少ない新入社員にも全話読んで欲しいくらい勉強にもなります。

 

特にこの記事は私の部署の製版あるあるネタですが、この繁忙期も「クリープ処理」案件がありました!

 

 

期日も印刷もずらせない印刷業界の宿命ーー「クリープ処理」がしたいのにできない!? 『今日も下版はできません!』第23話 | GetNavi web ゲットナビ

 

 

記事を読むと本当にわかりやすく図解されていて、印刷の知識が無くても分かると思います。

 

そもそも中綴じでページ数が多いなら無線綴じかあじろ綴じにしませんか・・・?

金額面の問題もあると思いますが。

中綴じなら180℃見開けるからノド側の絵柄を綺麗に見せれるメリットもありますが。

でも今は180℃開けるPUR製本もありますよ!

 

漫画内にも描いてあることですが、中綴じは180℃開けるから見開きでノド側を視認しやすいメリットはあるにせよ、見開きで絵柄がページに跨ったデザインだと、ノド側に絵柄を詰めていく「クリープ処理」がかけられなくなってしまうので、結局デザインから何とかしてもらわなければならなくなってしまう。

これ、製版に下版してから気づくとDTPにバックしてデータ作り変えてもらわなければいけないんで、工数が余計にかかってしまう。

出来れば営業さんか、DTPで気づいてもらい、一言頂けると助かります!

 

 

そんな印刷あるある事例がたくさん描かれている『今日も下版はできません!』は印刷業界に身を置く、置いていた人なら面白く読める内容だと思います。

4月から入社してくる新入社員にも紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

 

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