【印刷あるある】「給紙の安定は心の安定」印刷オペレーターはまず給紙を覚えよう!

この繁忙期の個人的迷言(?)。

 

「給紙の安定は心の安定」

 

オフセット枚葉印刷では紙を一枚一枚機械に通して印刷するために「給紙」を行います。

紙を人の手で積み上げて印刷機にセットし、サッカーと呼ばれる吸盤で紙を持ち上げて空気を送り込んで紙を捌き1枚1枚搬送します。

この給紙が上手くいかないと、生産が滞り、印刷予定がスムーズに進みません。

また、給紙が止まってしまうと、印刷物の色が変動してしまう可能性もあり、非情に厄介です。

 

給紙ができるかどうかは、長年の経験によるところが大きいです。

また、物理現象であるので空間認知能力や機械の構造の把握、紙の状態などの観察眼、紙の積み方のスキルなど、様々な要因が絡みます。

給紙一つとっても印刷は非常に難しい製造業だと言えます。

 

この給紙が上手くいくと、印刷機は止まらず、色も安定し、印刷物に集中できるので抜き取り検査も良くでき、非情にストレスフリー。

なので、

 

「給紙の安定は心の安定」

 

なのです。

印刷オペレーター経験のある方ならわかってもらえると思います。

印刷オペレーターはいきなり機械を動かして印刷する機長をするのではなく、印刷機の補助業務から入ることがほとんどだと思います。

補助が紙を通すことができるかどうかで機長の心の安定度が決まるでしょう。

ということで、まず補助業務を任された人は給紙を安定的に行えるように努力しましょう。

給紙できなければ紙を通すことができない。紙を通せなければ印刷できないので機長どころの話ではないですからね。

 

とにかく、給紙大事です。

 

 

 

 

 

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