【ネタバレあり】海外ドラマ「24 -TWENTY FOUR- Season2」|ジャックはどうして自己犠牲を厭わず国に尽くすことができるのか?

Amazon Primeに加入してから海外ドラマの視聴が捗っています。

月額500円で過去の名作海外ドラマが視聴し放題というのは破格すぎます。最新の作品は別途課金が必要ですがコスパ良すぎです。加入してよかった。

 

つい先日から観始めたのは日本での海外ドラマブームの先駆け「24 -TWENTY FOUR-」です。「フルハウス」以外では先駆けでしょう笑。

すでにオールシーズン3周くらい観てます。通常は基本的に洋画は日本語字幕で俳優さんの声を聴いて楽しんでいましたが、今回は作業しながら観ようと思ったので、日本語吹き替え版で観ています。最初はお笑いコンビ「どきどきキャンプ」のジャック・バウアーのものまねが頭によぎりましたが慣れました笑。

今回はシーズン2から観ています。シーズン1はバッドエンド的な終わり方で後味が悪すぎて観る気がしなかったので・・・。

シーズン2はすでに観終わっているので雑感をまとめます。ネタバレもあるので注意です。

 

 

海外ドラマ「24 -TWENTY FOUR- Season2」はヒューマンドラマの性質が色濃く出た内容

 

 

24 =TWENTY FOUR= S2

 

「24 -TWENTY FOUR-」はアクションドラマだと思われがちですが、総じて「ヒューマンドラマ」だと思って観ています。

内容は、アメリカのテロ対策ユニット「CTU」という機関に勤めている主人公ジャック・バウアーが、1日24時間の間に起こるアメリカでのテロ攻撃を防ぐ、というものです。ドラマの特徴として1話1時間ごとに区切られていてリアルタイムでの話が進行するというところです。なので、1シーズン24話になります。分刻みで状況が大きく変わっていくのがハラハラドキドキできるドラマになっています。

 

まず、シーズン1のおさらいをすると、大筋は大統領選挙期間中にアメリカ初のアフリカ系大統領候補デイビット・パーマーがテロ攻撃で暗殺されるのを未然に防ぐ、といった内容です。しかし、この暗殺テロ以外にも24時間の間に様々な問題が同時に起こり、進行していきます。色々ありますが、「24 -TWENTY FOUR-」がヒューマンドラマだという所以としてシーズン1ではジャックと奥さんのテリーがお互いに夫婦生活でうまくいっていない時期に不倫していた件が、テロ攻撃の当日に表面化してしまうという事。よりによってクソ忙しいこんな日に笑。どのシーズンでも突っ込みどころ満載の「この日に限ってそんな問題が表面化しなくても・・・」と思う問題が多々起こります笑。まぁテロ攻撃に関連していることも多いんですけどね。不倫相手が敵だったりね笑。シーズン1は、最終的にテロは防いだが、ジャックのCTUの同僚で不倫相手でテロリストのスパイであったニーナ・マイヤーズ(情報量多すぎか笑)に奥さんであるテリーが殺される、といった結末。衝撃でした。こんなことがあっていいのかと思うくらいのバッドエンド。日本では海外ドラマはまだ認知されていなかったし、日本のドラマではなかなか無いショッキングな内容でウケたのでしょう。

 

 

前置きが長くなりましたが、ここからがシーズン2の話。

シーズン2は、テロリストによる核攻撃を未然に防ぐ、というのが大筋です。シーズン2で核攻撃を持ってくるとは・・・。

始まりは、ジャックがシーズン1の後にCTUを辞めて落ちぶれているところからスタート。妻であるテリーをニーナに殺されて、精神的にダメージを受けている様子。そして、娘のキムもお母さんを失ったショックから立ち直れていない。キムはベビーシッターのような仕事をしていて、その仕事が原因でテロとは関係のない事件に巻き込まれていきます。このバウアー一家は相当不幸です。そして、この家族に関わった人間はみんな不幸になっていると最終シーズンまで視聴者から言われ続けます。シーズン2では、キムの彼氏も事件に巻き込まれて片足を失う事になります。

シーズン1の後に、暗殺未遂に合ったデイビット・パーマーは初のアメリカ合衆国アフリカ系大統領になりました。現実でもこの後オバマ大統領が初のアメリカ合衆国のアフリカ系大統領になって話題になりました。

※アフリカ系大統領という表記は「24 -TWENTY FOUR-」の公式HPの表記と同様にしています。オバマ大統領に関してもここではわかりやすいように同じ表記で統一させていただきます。

今回は大統領になったパーマー大統領も大活躍。そして、前妻であるシェリーの暗躍、信頼していた側近のマイクに裏切られるなど、波乱万丈の展開に。パーマー大統領もとてもいい人で大統領にふさわしいのに不幸な境遇に。特に一度は信頼した妻であった人に何度も裏切られるとか本当にかわいそう。

序盤で妻を殺した犯人であるニーナが今回のテロに関わっていることが発覚し再登場。もちろん、ジャックとの接触もあり、事件解決のために利用すること復讐を果たすことの葛藤でジャックが苦しむ描写が何度もあります。それでも愛国心で国のためになる選択肢を取るジャックには頭が下がります。

 

そして、最大の感動シーンは憎まれ役であったCTUロサンゼルス支部長ジョージメイソンの最後。ロスに核があることを知ったジョージは一人任務を放棄して逃げようとするも、途中で捜査現場に赴くことになりそこで高レベルの放射線被爆をしてしまう。余命数時間という状況に。

話が進んでいくと、核爆弾を見つけたときはすでにタイマーが作動中でジャックが被害を抑えるために核爆弾を砂漠で爆発させるることに。しかし条件はヘリで核爆弾と一緒に移動し目標値で正確に爆破させるにはパイロットも一緒に犠牲になってしまう。要は自爆です。ジャックが一人犠牲になって何万ものアメリカ国民を守る決断をしました。しかし、ヘリに密かに同乗していた余命短いジョージがジャックと代わり砂漠へ運び核爆発と一緒に死ぬ、という最後です。イケメン過ぎるぞジョージ。今までのイライラが一気に晴れていきました。

 

それにしても、シーズン1ではジャックとニーナの社内不倫があったり、そういえばニーナとトニーも関係があったし、CTU内でのトニーとミシェルの関係が深まっていたし(シーズン3で結婚)、色恋沙汰が組織内で多いのはアメリカとしてはデフォルトなんでしょうか?私情を持ち込みすぎて仕事に影響でまくりです笑。テロ対策する国の機関なのにそんなんで大丈夫なのでしょうか?笑。ドラマにそういった突っ込みは野暮かもしれないですけどね。

 

アクションドラマというよりはヒューマンドラマというのが伝わったでしょうか?シーズン2はそれが最も色濃く出たと思います。

引き続き、シーズン3も観ていくので後にまとめます。

 

 

 

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