【アルビREVIEW】2020.9.2 vs長崎

この試合、画面越し(DAZN)に見てたなら

「追いついたことは評価できるけれど、この内容じゃ昇格は遠い」

なんて感想で終わっていたかもしれません。

 

でもね、現地で見た感想は違うんですよ。

 

魂が震える試合。

 

こんな試合を何万人の観衆と共に見れたら、どんなに素晴らしいか…

 

 

 

 

【Albirex Match Review】

2020.9,2 J2第16節@デンカビッグスワンスタジアム

新潟 2-2 長崎


 

 

首位・長崎との大一番。

 

前節から中3日ですが、新潟のスタメン変更は一人のみ。

島田がレンタル元との対戦のため出場できず、代わって秋山を起用。

注目の鄭大世が初ベンチ入りです。

 

 

 

前半は、序盤にいくつかシュートチャンスがあった以外は攻めあぐねる展開。

長崎のプレー強度が高く、ブロックが非常に固い。

いつもならラインの間で受けれる至恩や新太がなかなか中央で前を向けず。

 

 

そうこうしてる間に、前半の終了間際、後半の頭と気をつけなければいけない時間帯に連続失点。

この長崎の出来だと2失点は致命傷…と思われましたが、ここから捨て身の反撃に出ます。

 

ボールを大切にする、これまでのアルベルトサッカーからは真逆のリスク覚悟のサッカーへ。

3失点目覚悟で前へ、前へ。

実際に攻め急ぎから奪われて、失点のピンチは幾度もありましたがGK小島らの活躍でなんとか死守。

 

反転攻勢の中心になったのは鄭大世でしょうね。

相手ブロックの間で受けて、さばいて、攻撃を活性化。

これまでにない、サイドからの早めの放り込みにもファビオと共にターゲットとなり、長崎のブロックを押し下げます。

そして泥臭くゴール。

早速、結果まで出しちゃうところが役者です。

 

そんななりふり構わぬスタイルが最後に実を結び、アディショナルタイムに至恩が同点ゴール。

 

 

再現性のあるサッカーではないけれど、首位長崎から2点差を追いついての価値ある引き分け。

そんな選手たちの鬼気迫るプレーに、ゴールへの執念に、猛烈に胸を打たれた試合となりました。

 

ボールをつなぎ、相手を崩しきるサッカーももちろん美しいですが、泥臭く走り競り、一直線にゴールを目指すサッカーにビッグスワンは沸くのですよね。

 

 

そんな余韻に浸る間もなく中2日で試合が待っています。

この日、辛くももぎとった勝ち点1も次の試合で敗れれば意味のないものになりかねません。

 

勝つべし。

 

 

 

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