ロゴ変更にみるクラブのブランディング化

今日はアルビではなく、オレンジ兄弟の長男・清水エスパルスの話題から。

 

 

 

 

クラブ創設以来25年以上に渡り使用されてきたクラブエンブレム(ロゴ)の変更。

 

古くからのサポーターほど拒否反応を示す案件なのですが、「今はそういう時代」としか言う他ありません。

 

いわゆるクラブのブランディング化がサッカーのみならずスポーツビジネスにおける潮流になってきているからです。

 

 

昨年もイタリアの名門ユベントスのエンブレム変更が話題になったばかり。

 

 

 

 

 

端的に言っちゃえば、従来の(ダサい)ロゴではグッズ展開やマーケティング強化の足枷になってしまうということ。ただサッカーだけやってたんじゃダメってこと。

 

現状のファン層以外の人、サッカーやスポーツに関心がない人、さらには海外展開を見据え国外の人から見ても「カッコいい」と思ってもらえるようでないと生き残ってはいけないということです。

 

 

デザイントレンドとしては、どの媒体でも映える「シンプルさ」。

「フラットデザイン」が時代の潮流なのはここでも一緒ですね。

 

 

今回の清水エスパルスさんのようなリブランディングは今後、他クラブに確実に波及していくでしょう。

 

ただ、ここで大事なのは「親会社が変わったから」とか「カッコ良くしたいから」という安易な理由ではなく、確固たる信念や未来へのビジョンが示されているのかどうか、過去へのリスペクトがあるのかどうか。ここを蔑ろにしてしまうと、元々のコアなサポにそっぽを向かれますからね。

外見以上にこの芯の部分をいかにサポに提示できるかが本当に重要だと思います。

 

 

 

 

 

最後に…

清水さんのHPでは「現在のエンブレムの課題」が列挙されていましたが、25年前のものとは言え、あれ(ダメ出し)を公にされると作り手側としては心は削られそうです(苦笑)。

 

 

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