合格する親子のすごい勉強

どうもエックスです。

 

 

 

8月も今日で終わりです。

今年の夏は東京は記録的な雨が続き変な夏でしたね…。

前半は暑く、半ばは涼しく、後半はまた暑さがぶり返しました。

 

 

 

昨日も練馬で短時間に100ミリの雨が降り、局地的な豪雨が目立ちました。朝霞では川に取り残され一人が行方不明になっています。

 

 

 

柳瀬川は馴染みがあり、463号沿いで近くにオリンピックや映画館があり妻の実家に帰る途中によく立ち寄るところで、川は氾濫、道路は冠水するところがあるんですよね。

 

 

 

これから台風の季節ですが、最近は予想以上の雨が降ります。日本列島にあまり直撃しないことを祈ります。

 

 

 

さて、今日は子供の勉強、子育てにとても参考になる本を見つけました。

 

 

 

合格する親子のすごい勉強

松本亘正著

 

 

 

塾のスペシャリストの松本氏の話は10歳以前なら、10歳以降ならと表記分けしてあり、どんなことに気をつけて勉強すればいいのか分かりやすく解説されています。

 

 

 

勉強以外にも子育て、社会人になってから生き抜ける学力の付け方がわかります。

 

 

 

【勉強方法から参考になると思った内容を一部抜粋】

 

・応用問題を解けるようにするには、とにかく基礎を繰り返す

 

 

・全教科をバランスよくアップさせるより、まずは1教科を得意科目にする

 

 

・習い事をを続けた方が学力がつく

 

 

・メモをとる習慣をつけさせるとミスが激減する

 

 

・苦手科目は2学年下の問題を復讐させた方が伸びる

 

 

 

 

 

【親の指導に関して一部抜粋】

 

 

・汚い字は10歳までに直さないと、一生汚いままになる

 

 

・宿題をやったらゲームをやってもいいよは言ってはいけない。早く終わらせることを最優先にして、雑な取り組み方が常習化する。

 

 

 

 

10歳前は暗記中心でも良いが、10歳以降に単純な暗記ばかりさせて、なぜ勉強するのか、どうしてこうなるのかを考えさせずにいると、伸びる子には育たないようです。

 

 

 

20万人!?か見て来た筆者が中高で突然勉強する習慣がつくケースはほとんどなく、小学生のうちから短時間でも勉強する習慣がついている子供の方が学力は伸びるとのことです。

 

 

 

1つの面白い例が載っていました。

次の2つのうちどちらが成績が上がると思うでしょうか?

 

 

①付加価値をつけられればボーナスを与える

 

②先にボーナスを与え、付加価値をつけられなければボーナスを返還させる。

 

 

 

 

答えは、

 

 

 

 

 

 

 

 

②の方が子供たちの成績が上昇したそうです。

 

 

 

低学年は一つ得意科目を作るということでしたが、高学年になったら、好きな教科をどんどん勉強していいけれど、一番好きな科目は二番目に勉強時間を割くようにしなさいと言うのが効果的とのこと。

 

 

 

2教科を伸ばした方が、将来に活きてくるのです。

 

 

 

得意な科目は一つより二つ持ちましょう。一つを突き詰める専門性は魅力的ですが、もう一つできることがあると、仕事でも幅が格段に広がったり、依頼されることが増えていきます。

 

 

 

受験は確かに一科目だけで受験できる学校はあまりありませんね。

 

 

 

子供の勉強で大事なことは語彙力を増やすことだそうです。この本の中でおすすめの本が何冊か紹介されています。

 

 

 

具体的な対策として、中学受験に出題される論説文や説明文だけ読ませてみると語彙力が圧倒的に付くようです。

読む力、聴く力がないと10歳以降に伸びにくくなるのは納得いきますね。

 

 

 

 

【親が子供にかける具体的な言葉】

 

 

・試験前に子供が緊張しているときには、「難しい問題は間違えてもいいんだよ」とあえて声をかける

 

 

・失敗はチャレンジの証・成長につながることだと体感させる。

 

 

・次はうまくいくよ、いいところまできているんだから、残念だったけどこれだけ賢くなったからお母さんはうれしいよ。

 

 

・テストの点数が上がった時には大げさに喜んで褒めてあげましょう。

 

 

・すごいね、がんばったね、天才だね、努力が実を結んだね。

などの言葉はプラスのようですね。

 

 

 

【実践的な話】

 

・中学受験の勉強は3年生の後半からはじめる。5年生からでは遅い。

 

 

・中学受験ではほぼ100%算数で差がつく。

 

 

・中学受験では小説文が良く出題されます。情緒的な能力、他者の心を読み取る力、共感力が重要視されます。

 

 

・入試問題を解くにはその場で考える力が必要。

 

 

・与えられた資料と自分の知識や常識を組み合わせて一定の推論を出す能力が必要。

 

 

・希望する中学校の大学合格実績をを見る際は、上位20%の生徒の進学先を確認する。国公立の合格者数は要注意です。

 

 

・あえて私大を希望していた生徒に受かりそうな国公立を受けさせて合格して辞退させることもあります。

 

 

・私立でも一部の優秀な生徒にたくさんの学部を受けさせて、実際には一人が合格しただけなのに早稲田5名とうたっていたりします。

 

 

 

【まとめ】

中学受験を振り返って、無理やりやらされたと恨んでいる人と、いい教育を受けさせてもらえたと感謝する人がいるようです。

 

 

 

この違いは合否の結果ではなく、近くにいる大人との関係性によるところが大きいようです。

 

 

 

親はもちろんのこと、塾の先生、学校の先生親戚など、周囲の大人たちとどれだけいい関係を築けていたかによって、子供たちにとって中学受験がいいものだったのか、つらいものだったのかが決まるようです。

 

 

 

私の住む浦和はすべての塾がひしめき合う、塾激戦区です。

塾を選ぶ際にこの本は役立つと思います。

 

 

 

親の接し方や一言が、合否を分けるのだということを、実感しないといけませんね。

 

 

 

今日はこの辺で。

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