東福岡の30番から感じた理想の関係性

みなさん、こんにちは♪ウィザップのサッカー馬鹿ことフジータです。

昨日の高校サッカー選手権決勝「東福岡高校VS國學院久我山高校」の対決。結果は東福岡が5-0という大差をつけ優勝しました。見ていた印象だと力の差はかなりあったかなという印象でした。パスサッカーとテクニックの国学院久我山ですが、ドリブルで一人かわしてもスグに別の選手にプレッシャーをかけられる展開。ボールをなかなか前に繋げない90分で大きなチャンスもほとんど作れなかった印象でした。対して東福岡は夏の王者たる由縁を魅せつける展開。とくに一点目をとってから余裕すら感じました。自信を持ってプレーしている感じ。二点目のトリックフリーキックも練習の賜物。素晴らしい優勝でした。

展開的には國學院久我山が一点先制していたら全然違った展開になっていたのかなと思ってます。

 

 

優勝した東福岡高校

優勝した東福岡高校(ゲキサカさんより)

 

名門東福岡高校

東福岡高校といったら高校サッカーの名門校。現日本代表でインテルの長友佑都選手、元日本代表で長年鹿島アントラーズを支えたドリブラー本山雅志選手、元日本代表でアルビレックス新潟の田中達也選手などなどなどなどなど、ここに挙げきれない選手たちがJリーグ入りしてプロになっています。解説の人が言っていましたがサッカー部員は280名、ゴールキーパーは23人いるとのことです。

今大会も何試合か東福岡の試合を観ましたが、特に印象に残ったのがゴールシーンです。ゴールを決めた選手が向かうのはメンバーに選ばれずスタンドから声援を送っていた大勢の部員の元。それを見ただけで「ああ、良いチームだな」ってフジータは思ってしまいます。

 

東福岡時代の長友選手

東福岡時代の長友選手

 

特に印象に残った表彰式

強かった東福岡高校の表彰式をぼんやり眺めていると一人大号泣している選手がいました。背番号は30番を付けており、きっと試合には出ていない・・・・・。誰だ?基本的に表彰式で前に並ぶのは上級生、そしてスタメンで試合を戦ってきた選手でしょう。しかしその選手は周りの選手から笑われながら声をかけられ、肩を抱かれて大事そうに優勝カップを持っていました。その選手は福里選手。

Twitterで「東福岡 30番」と検索しても出てこないし、ちょっとだけモヤモヤを抱えながら表彰式を見終わりました。

そして今日朝起きてお決まりのネットサーフィンをしていると長友選手のこんなつぶやきを発見。

 

長友選手のツイート

長友選手のツイート

 

「強いチームには光を浴びない場所に輝く人がいる。2人に感謝したい。」

長友選手自身の経験もあるからこそのツイート。

この記事を読んで、涙をボロボロと流していたのはマネージャーの福里くんということが分かりました。 

 

ゲキサカさんの記事「[選手権]東福岡を支えた2人の男子マネ、福里と吉田が抱えた葛藤…表彰台で流した涙」

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?180827-180827-fl

 

マネージャーと選手の関係性

選手からマネージャーへの転向・・・・・本人が一番辛かったんじゃないかと思います。大好きなサッカーをするために東福岡高校へ入学し仲間とともに福里くんもサッカーで高校日本一を目指して必死に練習していたはず。転向の決意と両親への報告、相棒探し・・・・・彼が経験してきたことや苦悩は想像できるのものではありません。

 

大事そうにトロフィーを抱える福里選手

大事そうにトロフィーを抱える福里選手

 

ただ東福岡の選手達は誰よりもその苦悩を知っていた。誰よりも福里くんや吉田くんがやってきてくれたことに感謝をしていた。試合に出ていた選手たちのコメントからもそのことが分かります。

小学生時代からの友達のFW餅山大輝選手

「昔は普通に選手としてプレーしていましたし、思うところはあったと思う。それでも本当にチームのために必死に仕事をしてくれてありがたかった」

GK脇野敦至選手

「選手権ではチームに帯同してくれて、本当に大変だったと思う。あいつらは本当にすごいっす。あいつらを日本一のマネージャーにできて良かった」

とねぎらいの言葉を残しています。

 

そして表彰式ではDF福地聡太選手から「お前が持てよ」とトロフィーを託された。

 

もうフジータはこの時点でビチョビチョです。このブログ書きながらもグッと涙を堪えています。

福里くんは最後にこんな言葉を残しています。(ゲキサカさん引用)

 “日本一の証”を手にした瞬間、涙が溢れてきた。マネージャーとなった時の葛藤や、親への感謝、仲間への思い。「言葉にならない。最高でした」と福里は涙で腫れた目を細め、微笑むと、「あいつとだったから、今までやってこれた」と相棒・吉田へ感謝。「マネージャーになったことは全く後悔してないです。やってよかった」と胸を張った。

 

会社もきっと同じだよね。

どんな人にもその人の役割があって、それを貫くことで誰にも出来ない経験ができる。そしてそういう真剣な姿はきっと誰かが見ていてくれてる。

会社でもきっと同じことだと思う。誰か目立つ人がいれば、影でコツコツ頑張ってくれている人がいる。どちらか一方でもダメだと思う。やっぱりそこはバランスだと思うしね。誰よりも選手を支えたマネージャーと誰よりもそのマネージャーに感謝をしている選手たちになんとなく理想の関係性を見ることが出来ました。お客さまとの関係性、外注業者との関係性、社員との関係性・・・・etc

やっぱりサッカーは最高です。

今日はこの辺で。

はぐれない狼!を書いている「バブ」です。

ウィザップジャパンのジャックナイフこと藤田遼。 サッカー、ビール、カメラ、販促大好きの好奇心旺盛なアラサー男子(齢30歳)。 最近徹夜が出来なくなってきたことに若干の不安を覚えるお年頃。
2015.11.19 遂に世帯を持ち責任感が若干芽生える。

この記事をSNSでシェアしてちょ!

はぐれない狼!を書いている「バブ」です。

ウィザップジャパンのジャックナイフこと藤田遼。 サッカー、ビール、カメラ、販促大好きの好奇心旺盛なアラサー男子(齢30歳)。 最近徹夜が出来なくなってきたことに若干の不安を覚えるお年頃。
2015.11.19 遂に世帯を持ち責任感が若干芽生える。