日本サッカー界の伝説澤穂希引退

みなさん、こんにちはフジータです。サッカー馬鹿です。

今日は予定を変更して澤穂希さんについて書かせていただきます。

昨夜突然の引退を発表した澤穂希。紛れも無く男女含めて日本のサッカー界の伝説です。

現在37歳。中学生の時に読売サッカークラブ女子(現日テレ・ベレーザ)に入団。15歳で日本代表として初出場。1995年から6大会連続でワールドカップに出場、オリンピックもアトランタ、アテネ、北京、ロンドンと4大会に出場。これだけ見ても澤選手が日本サッカー界に残してきた偉業が分かります。皆さんの記憶にも新しいかと思いますが、2011年のW杯ドイツ大会ではキャプテンとして日本を初の世界一に導きました。決勝のアメリカ戦の延長後半の同点ゴール。今思い出しても鳥肌がたちます。この大会ではMVPを獲得し、FIFA最優秀選手賞も獲得しています。その時男子で表彰されていたのはメッシ、ふたりでトロフィー持って並んでるんですよ。そして翌年のロンドンオリンピックでは銀メダル、2015年のW杯カナダ大会では準優勝。この記録ってとてつもないことです。

 

メッシとともにバロンドール

メッシとともにバロンドール

 

今でこそ「なでしこジャパン」という愛称がつけられ、知らない人もほとんどいないかと思いますが、澤が代表入りした時はきっと誰も注目しない、ものすごくマイナーなスポーツだった。スポンサーも付かなかったと思うし、そこら辺はよくわかんないんだけど、女子サッカーをここまで有名にしたのは、応援されるスポーツにしたのは誰でもなく澤穂希。僕はそう思います。

 

澤選手の人柄が分かるエピソードを一つ紹介します。

これは東日本大震災があったときの話です。(現地メディアのインタビューの時に答えたもの。当時mixiでもこの記事を書いていました。)

“We knew that what we were doing here could be about a little more than just a football tournament. If winning this makes one person, someone who lost something or someone or was hurt or damaged by the events that touched our country, feel better for even one moment, then we have really achieved a most special thing. If it makes everyone happy and joyful and gives them a reason to cheer after such difficult times, then we have been successful. Japan has been hurt and so many lives have been affected. We can not change that but Japan is coming back and this was our chance to represent our nation and show that we never stop working. This is like a dream to us and we hope our country shares it with us.”

 

「我々のしていることは、ただサッカーをするだけではないことを、意識してきた。我々が勝つことにより、何かを失った人、誰かを失った人、怪我をした人、傷ついた人、彼らの気持ちが一瞬でも楽になってくれたら、私達は真に特別な事を成し遂げた事になる。こんな辛い時期だからこそ、みんなに少しでも元気や喜びを与える事が出来たら、それこそが我々の成功となる。日本は困難に立ち向かい、多くの人々の生活は困窮している。我々は、それ自体を変えることは出来ないものの、日本は今復興を頑張っているのだから、そんな日本の代表として、復興を決して諦めない気持ちをプレイで見せたかった。今日、我々にとってはまさに夢のようで有り、我々の国が我々と一緒に喜んでくれるとしたら幸いです」

 

どれだけ澤穂希選手が人のことを思ってプレーしてきたか。震災があった同じ年にあった女子ワールドカップ。だれも優勝できるなんて思ってないです。マスコミだって勝ち進むまで全然放送なんてしていませんでした。確固たる信念を持って誰のために戦うのかって強い意志で試合に向かっていった。日本に勇気を与えた。本当にすごい選手です。

 

サポーターはもちろん、なでしこジャパンのメンバーからも続々と澤選手へのメッセージがtwitterやブログなどのSNSで発信されています。これを見るだけで澤穂希の求心力っていうのが分かります。

 

川澄奈穂美

 おにぎり顔

 

丸山桂里奈

 

 岩渕真奈  

 

大儀見優季

 

永里亜紗乃  


中村憲剛

先輩方の引退

 

 

ワールドカップ優勝

ワールドカップ優勝

 

そんな澤穂希の言ったこの言葉を僕はすごく覚えています。

「自信を持って言えます。他人と自分を比べる必要なんて絶対にないです。他人と違うところこそ、自分らしさだと思えばいいんです。」

澤穂希はワールドカップ決勝のアメリカ戦。PK戦までもつれましたが、PKキッカーを拒否しました。その時絶大なるキャプテンだった澤。だけどそれを聞いた瞬間、監督も後輩のなでしこメンバーもゲラゲラと笑ったそうです。そんな弱さも見せれる澤選手のことを皆理解していたし、PKを蹴ってくれと頼むことは無かったんだと思います。後輩メンバーはそんな澤さんのためにと逆に熱量を高めたんだと思います。それが澤穂希。

自分らしさってそういうことなのかなって思います。

 

澤穂希選手。本当に本当にありがとう!そしてお疲れ様でした!

 

 

はぐれない狼!を書いている「バブ」です。

ウィザップジャパンのジャックナイフこと藤田遼。 サッカー、ビール、カメラ、販促大好きの好奇心旺盛なアラサー男子(齢30歳)。 最近徹夜が出来なくなってきたことに若干の不安を覚えるお年頃。
2015.11.19 遂に世帯を持ち責任感が若干芽生える。

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2015.11.19 遂に世帯を持ち責任感が若干芽生える。