管理職は仕事をしっかりこなして定時で帰って若手が管理職になりたい土壌を作るべき

今の若い子は管理職になりたくないという子が多いそうです。

気持ちは分かります。だって、なんか大変そう。

遅くまで残って、部下からは叩かれて上司にも頭さげて・・・みたいな印象。

そのうえ責任が重くのしかかる。そんなことを私も思っていました。

でも実際はそんなことないんですよね。

 

実際20人以上の部署の次長である管理職の私ですが、管理職ほど仕事をしっかりこなして早く帰ることが大事だと思ってます。

そんなことを以下のようにツイートしました。

 

意外と反応があったのでこれについて書いてみようと思います。

 

管理職は仕事しっかりこなして早く帰って若い子たちが管理職に上がりたくなる土壌を作るべき

管理職が遅くまで残っていなければいけないなんて誰が決めたんでしょうか?そんなルールはどこにもないんです。

でも日本の固定観念に縛られている思考の人が多い。

「~するべき」「~じゃないといけない」なんてことはこの世の中にほとんど存在しません。

世間の風潮に流されることないと思います。

もちろん、定時で帰ることが重要ではないです。

定時で帰るのは仕事をしっかりこなしていることが前提です。

仕事しっかりこなすというのは、管理職の自分がいなくてもしっかり自分の部署が回っている事とほぼ同義だと思います。

管理であってプレイヤーではないので、自分がいなければ回らないような仕組みでは基本的に役割をはたしていないことになります。管理職は実務ではなく、仕事がしっかり回るように仕組みづくりをする役割です。

そのために足りないものを補う施策を講じることもあります。

例えば、人が足りない、設備が足りない、など。

 

それを判断するのは数字データの解析や現場からの声を吸い上げることも必要でしょう。

だから実務に関わっている時間は本来ないはずです。

管理職が偉いわけではなく、自分が実務をしない代わりに実務をしている人ができない事、面倒なことをやっているに過ぎない。逆もまた然りです。

 

これらの事をしっかりこなして自部署がうまく回っているなら定時で帰れるでしょう。逆に自分が帰れるという事は部下も定時で帰れるのです。

だから、感情面で「自分だけ先に変えるのは申し訳ない」という思考にならず、「みんなで帰ろう」となります。この環境を作れればみんな定時で帰れるのです。

「上司より先に変えるのは申し訳ない」みたいないたちごっこにもならないですよね。

 

こういう環境を作って、管理職も定時で帰れれば問題ない。

プライベートの時間を重視している若手もいづれは自分も管理職に・・・と思ってもらう大前提の一つに、定時で帰る事は含まれていると思います。

 

実際、自分も定時で帰っていますが基本的には問題なく回っていると思います。

自分がいないせいで仕事が回らないことは、まずないですね。

 

若手が管理職になりたくないような環境を作ってしまっているなら会社はかなり損していると思います。

部下が上を目指そうと思わないと成長もしないですし、会社の成長スピードも上がってきませんから。

私の部下も正直管理職になりたくないという人がたくさんいますが、そういった思考を少しずつ変えていければいいなと思い、自分が率先して行動しています。

もちろん、定時で帰る事以外にもいろいろやってますよ笑。

 

とは言っても、会社の風土でやっぱり帰りづらいというのもわかります。

でも意外と思い込みなだけであってみんな本当は定時で帰りたいはずなので、自分が帰りはじめればみんな早い時間に帰り始めるかもしれませんし。

周りは変えられないので、まず自分が行動を変えてみてはどうでしょうか?

そうすると周囲の反応が見えてきます。

私は子供が小さくて奥さんと共働きなので、奥さんが残業で自分が定時に帰って保育園に迎えに行くパターンが多いです。最初は定時で帰りづらいと思っていましたが、特に周りからの反応はないですし、部下も今までより早く帰るようになりました。上司である管理職が率先して早く帰らないと帰りづらいという固定観念の典型例だったと思っています。

だから管理職はできるだけ定時で帰ったほうが良い。

 

仕事を効率よくこなして、能力を上げて定時で帰る。

この後ろ姿を見せることが管理職には必要だと思うし、会社の成長、発展にもつながっていくと思っています。

若手に管理職になりたいと思ってもらえるような仕事をして行きましょう。

私もまだまだ完ぺきではないので頑張ります。

 

 

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