ベンチャー採用で見極めるべきは「内発的動機付け・問題解決能力・不確実性への耐性」に納得

新卒採用責任者を3年間やったので、面接時にどこを見るかという問題は常に付きまとっていました。

毎年、組織の課題は変化するので、どこを見るか、なにを重視するかはその時々で変えていました。

だから、軸がないというわけではありません。会社の風土も考えて、組織にマッチする、かつ、自分たちが欲しい人財であるかのバランスを見ながら面接していました。

もちろん、今でも採用面接する側なので責任者を辞めてもこの辺は常に考えながら面接しています。

 

先日読んだ採用関係の記事で共感できることがありました。

 

 

採用面接で本音を見極めるには「〇〇〇を与える」に限る。アメリカ人社長が日本人採用で用いる評価基準が興味深い | BizHint(ビズヒント)- 事業の課題にヒントを届けるビジネスメディア

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記事の中では、採用時の評価基準が3つ記載されていました。

 

・内発的動機付け

・問題解決能力

・不確実性への耐性

 

です。

内発的動機付けは、自分でモチベーションを維持できるかどうか、ということ。

モチベーションは誰かに上げてもらうものではないと研修でも学びましたが、そうであれば、採用時に自家発電的にモチベーションを維持して行動してくれる人を取るのが最も重要とも言えます。

なので、これには「そうだよなぁ~」と感心しました。

 

問題解決能力に関しては、これもその通りで、問題がない組織なんて存在しないわけでどうやって解決していくのか、解決できるのかといいう思考を確認しなければなりません。

作業員が欲しいわけではないので「仕事」ができるためにはどういった問題を問題と認識して解決に向かう策を出して欲しいのです。

これには、手っ取り早く面接時に今ある組織の課題を示して、面接の場で解決策を考えてもらい話してもらうのが良いそうです。

 

不確実性への対応は、リーマンショック時から重視していることだそうで、東日本大震災時や、今のコロナ禍でも同じことが言えます。

確かな事、安定していることなんてこの世の中には存在しない。何もしないで現状維持だと時代が変わったときに取り残されてしまう。だから、何事も不確実なことだと思い、対応できる能力が必要なのです。

変化に柔軟に対応できる能力は必要ですね。

 

上記はベンチャー思考の人材を見極めるための基準だそうです。

弊社は印刷業が主体ですが、縮小傾向の業界です。

だからこそ、今後は印刷にとらわれない、頼り切らない新規事業案をどんどん出していって実施していかなければならない。

そういった方針のもと採用するのであれば、上記の3つは必要な能力だと思います。

ベンチャー的な思考の人材をもっと積極的に探して採用していかなければなりませんね。

逆に言うと、そういう人しか採用してはいけないのかもしれません。

 

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