正規表現を取り上げる その3

どうもです。F山です。

 

今回は第3回正規表現なお話。

 

今日は「位置」について説明します。

正規表現3_2位置

よく使うのは「段落の始まり」と「段落の終わり」です。

その他は省略します。

 

「段落の始まり」は「^」で表します。

例えば「^~(」と書くと、「段落の先頭にあるスペース」にヒットします。

~(」は全角スペースになります。

InDesignで、段落の始まりの字下げは「スペース」ではなく「1行目左/上インデント」を使うことをオススメしますが、

お客様からいただいた原稿データには、段落の最初にスペースが入力されていることがあります。

ここで「^~(」を使うと、「段落の先頭にあるスペース」を一括で削除できます。

 

「段落の終わり」は「$」で表します。

例えば「~(+$」と書くと、「段落の最後にある、1回以上あるスペース」にヒットします。

+」は「繰り返し」になりますが、「繰り返し」についてはまた次回。

原稿データで、段落の最後に不要なスペースが無数にあることがあります。

組版時には設定によってはさほど影響しない場合もありますが、気分的によろしくありません。

~(+$」を使うと、「段落の最後にある、1回以上あるスペース」を一括で削除できます。

 

ちなみに、

正規表現3

上記画像の3番目にも「段落の終わり」があります。

これは「\n」で「改行」を表しており、今回紹介した「位置」の中の「段落の終わり」(「$」)とは別のものです。

\n」は改行にしかヒットしませんが、「$」は「改行の有無を問わない段落の終わり」という意味になります。

 

自分で書いておきながら、わかりにくいですね。

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