2016.4.15 vs広島

【Albirex Match Review】

2016.4.15 J1 1st第7節@エディオンスタジアム広島

広島 1-0 新潟

 

https://www.youtube.com/watch?v=3MrwQtm3kxc

 

リーグ戦では今季初の完封負け。これで2連敗。

ただ悔しさはあっても、前節の磐田戦のようなネガティブな感情は残らない負け方でした。

 

「やることやって負けたんだから仕方ない」「それよりもこのやり方を続けていけばきっと勝てるようになる」という若干の強がりを含みつつも、明日が見える戦いだったからでしょう。

 

 

指宿が股関節痛とかで今日もベンチ外。そしてキャプテン小林が出場停止のこの試合。

ラファエルと山崎が先発ということで、前節同様の2トップ、もしくはラファの1トップかと思ったら、山崎1トップの4-1-4-1。小林の抜けたアンカーには小泉慶。そしてGKにはリーグ戦初先発の川浪吾郎

 

ナビ川崎戦でアンカー小泉はイマイチだったから若干不安でしたが、今日は問題なくこなせていました。やっぱり、この選手の適応力・学習能力は図抜けています。まあ広島が(いつものように)前からは積極的にプレスをかけてこないせいもあったでしょうけど。

 

1トップ山崎も意外と悪くない。

あの小柄で1トップ(ポストプレー)は厳しいだろう…と思いがちですが、元々今年の新潟は後方からのロングボールやサイドからのクロスをガンガン上げるようなサッカーはやっていませんし、山崎が動くことで空いたスペースに田中達也やラファエルが入り込む流動的なサッカーができていました。

それにトラップが抜群に上手く、足下の技術が高いので、細かくパスをつなぐ今年の新潟には「山崎1トップ」という選択肢も十分にありなのかもしれません。

 

 

今までの広島戦では、リトリートして5バック気味になる相手守備網の前で攻めあぐんで、または攻め急いでいるうちにカウンターで失点…というのが常套でした。ボールを持っているのではなく「持たされている」という形。

ですが、この試合ではチームとして相手を突き崩すような形が何度もありましたし、「焦れずに戦う」「攻め急がない」というチームコンセプトも見えました。

明らかにこれまでの広島戦とは異質な戦い。

 

 

ただ…それでも無得点なわけで、手放しで誉めれるようなところには至っていませんが…。

結果だけ見ればいつもの広島戦(攻めてるように見えてたのに、いつの間にか点取られて負けてる)ですし。

 

初先発のGK川浪が奮闘していただけに、なんとしてでも負けて欲しくなかったですね。

 

 

新戦力も活躍し、コンセプト通りの戦い方ができていた中で、唯一の穴になっていたのが右サイドバックの酒井。前へ出るタイミングも悪く、最後は退場を覚悟する冷や汗っぷり。

左利きで、攻撃が持ち味の酒井をこの位置で使い続けるのには吉田監督なりの意図があるのでしょう。鈴木淳監督が矢野貴章を我慢して使い続け覚醒させたように、彼にも大化けの時が来るのを期待して…いいんですよね?

 

 

次節はチームの核・レオシルバが出場停止。

まだまだ、じっくり楽しんで観戦できる日は先になりそうですが、このチームの変化・成長を見ていくには非常に面白いシーズンになりそうです。

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