やばい仕事

こんにちは、【新潟市の印刷・WEB・企画のなんでも屋】ウィザップ制作部のヒグチです。

日々の愚痴を綴るブログ「グチブロ」にようこそ。

今日の気になったツイート。

新潮社の円城塔「文字渦」を買ってきました。
おそらく編集・営業・DTP・印刷、全ての人が泡吹いて死ぬ本です。 pic.twitter.com/lA98qEyIxa

— ぐれ (@guleukara) 2018年8月14日

Togetter見るとプリプレスの言及が多いんで、印刷はなんで死ぬのってことなんですが、ルビは印刷でも要警戒箇所です。
Wordで漢字をBoldにしたら文字が潰れて読めないって経験あると思うんですけど、あんな感じで文字が識別出来なくなる不具合が結構あって、書籍だとクリティカルな案件なんですよね。

— ぐれ (@guleukara) 2018年8月16日

円城塔さんの『文字渦』収録作「誤字」のルビは、新潮掲載時から単行本化に際して、文字組と禁則処理が変わるため細かな修正がなされたのですが、円城さんがプログラム処理した修正版データをもとに、校閲者が手作業でゲラに反映させました。これがそのゲラの一部です。 pic.twitter.com/Uzbojp9W3t

— 新潮社出版部文芸 (@Shincho_Bungei) 2018年8月9日

これはあかんやつです。

読むのも大変ですが、これを組んだり修正する状況を考えてみてください。

さすがにこのルビは「ルビ」ではなく、本文とは別のテキストボックスになっているのでしょうか？

なんてことを考えただけで吐き気が…。

ヒグチさんは性格柄こういう組版はやはり無理ですね。

こういう細かい仕事（上のツイートのような本は例外すぎますが）が迅速にできる人。

または正確に校正・校閲ができる人ってのは土下座して崇拝します。

一般の人からしたら組版のような地味な仕事よりもデザインしている人の方がすごい！かっこいい！

みたいな見られ方をされるときがありますが、いやいやそんなことはないです。

一見簡単そうな仕事でも、正確に的確に迅速にできる人ってのはすごいんですよ。