自分の頭で考える

どうもエックスです。

 

 

ビジネス本の内容は子育てにも生かせます。

指示待ち人間はなぜ生まれるのか?

部下の教育よりも、子育てにも役立つと知り合いから聞いたので読んでみました。

 

 

自分の頭で考えて、動く部下の育て方

篠原誠著

 

(本文より)

《一年目は仕事を熱心に憶えているか

二年目は仕事が少しずつできるようになっているか

三年目は指示がなくても自分で仕事ができるようになっているか》

 

 

丸三年経てば一人前として扱われるのが世間相場です。子育てもステップが有効のようです。

 

先日ふと読んだ雑誌でもヤクルトのヘッドコーチに就任した宮本慎也コーチがこの本と同じようなとてもいいことを言ってました。

 

野村克也氏も次期監督の候補者で一番良いのは宮本氏と言っていました。

 

宮本慎也コーチと言えば、現役時代は守備のスペシャリストで、打撃もチャンスに強かった。

日本代表の時もチームを引っ張っぱり、頼りになる選手でした。

 

2013年に現役引退して以降4年間は評論家として活動してましたが、ヤクルトのヘッドコーチとしてグラウンドに戻ってきました。

 

宮本慎也コーチは鬼軍曹と恐れられているようです。

あの3割30本30盗塁した山田選手にもアドバイスし、ベテラン勢の本当は任せていい選手にも若手と一緒に頑張ってもらっているとのこと。

 

 

《宮本氏は、一般社会はもとよりスポーツ界でも、指導者が若手を厳しく叱責することを避けるような風潮に支配されつつある。

叱られれば不貞腐れる。

小言を言われればウラで陰口をたたく。

プロ野球の世界においてもそれが例外ではないと言ってました。

ミスをしたら、フォローするんじゃなくて『ダメ』とはっきり言う。よかったらよかったで『いまのよかったよ』『続けような』と伝える。

今の選手たちのほうがマジメなんです。たとえば『1と2と3をやれ』と言ったら、絶対にやる。それはもう、一生懸命やると思います。でも、自分から4、5、6には絶対に行かない。

常に先のことを意識させる。これは徹底したいですね。》

「週刊現代」2018年3月17日号より

 

 

現代の子供達や若者をよく捉えた言葉だと思います。

 

リーダーや指導者にはとてもためになる言葉だと思います。

 

また子育てにも共通する言葉ではないでしょうか。

 

いくら強く言ったって、本人の気持ちが動かないと意味がない。

 

甘えさせるばかりでなく、時には厳しさを教えてあげる。

 

今は小学校、中学校であまり先生に怒られません。げんこつされたなんて話はほとんど聞きません。

 

会社でも怒りすぎるとパワハラになる。怒り方の加減が微妙です。

 

少しでも嫌なことがあればすぐに辞める若手社員は多い。

 

今ニュースになっている、19歳の警察官が上司を拳銃二発撃って殺害したニュースも叱られてカッとしたなどと流れています。

 

昔は一度入った会社はがむしゃらに3年は働き、社会人として一人前になれと言われていました。今は1年経たずやめても良いと言われてます。逆に3年も費やすのは無駄で時間がもったいないと…。

 

仕事が自分にあってないのか一年では見切るのが難しいかもしれませんが、辞めるなら早い方が良いとは思います。この辺から昔とは変わって来ています。

 

私も自由に好きなことをやるのはとても大切なことだと思います。ただ、宮本コーチのような厳しさを持ち合わせて、叱咤激励してくれる存在は必要だと思います。

 

これからのヤクルトが復活なるか宮本コーチにも注目したいなと思いました。

 

今日はこの辺で。

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