昨日は午後からお休みをいただき、長岡花火へ行ってまいりました。
ほぼ毎年行っていますが、今回もドキドキワクワク。心配だった雨も長岡に着いた頃には晴れはじめ、たまに吹く心地よい風も気持ちよくコンディション的にも特に問題ありませんでした。上空の風が少し弱く花火の煙がなかなか捌けなかったのはちょっと残念でしたが、花火大会にはつきものでこればかりは運なので致し方なし。
打ち上げ前に沢田知可子の「会いたい」が聞けたり、三尺玉三連発というとんでもないプログラムがあることを知ったりとワクワクは止まりません。
超大型スターマインが分刻みで打ちあがり、眼下を制圧、今年初めて打ちあがる「故郷は一つ」も素晴らしかった。今年のフェニックスは5分フルバージョンで相変わらず鳥肌が立ったし終わってほしくないと思った。ずーーーーーっと観ていたい。そんな気持ちになった。
そして待ちに待っていた正三尺玉三連発。
ウーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーと空襲警報がなる。(これが正三尺玉の合図)
直径650メートルの花火でその大きさは初めて見た人は度肝を抜かれるし、その音のデカいことデカいこと。心臓にずっしりと重く伝わってくる感覚はこの花火だけ。しかも今年はそれが三連発だなんて!(普通は8:30に一発、9:00に一発の計2発。今年は70周年ということで3連発)
そして事件?は起きました。
初めて正三尺玉が筒割れしたの見た!
でもケガ人とかいなくて本当に良かった!#長岡花火 #筒割れ pic.twitter.com/85THDKF6tY— 新潟の販売促進アドバイザー藤田遼@バブ (@babexma) August 2, 2016
一発目の三尺玉は打ちあがらず下で爆発。
花火を打ち上げるための筒の中で爆発してしまう「筒割れ」が起きたらしい。
ザワつく観客席、ちょっと異様な雰囲気。僕が座っていたところは長生橋のナイアガラの煙が迫ってきて火薬臭く何かの映画のよう。誰かケガしてないのかな?花火師さん大丈夫かな?近くで見ていた人はいなかったのかな?とかたぶん皆不安に思っていたと思います。2発目、3発目は無事に打ちあがりましたが、やはり観客席はどこかザワついていました。
しかしその後すぐにアナウンスが流れます。
「今ほどの正三尺玉の1発目は筒割れになってしまいました。花火師含めケガ人は出ておりませんのでご安心ください」
皆の不安が安堵に変わり自然と拍手が起こる。
長岡花火のメインイベントの正三尺玉が失敗。だけど皆その凄さを知っているのか怒っている人なんていない。観客も含めみんなで長岡花火を作り上げているんだなって感覚になりました。このアナウンスがなかったらその後の花火を心配で楽しめなかったかもしれないし、この素早い対応はとっても素晴らしいと思いました。
マニュアルがあるのかもしれませんが、アナウンスの声も全く焦りがなくむしろ穏やか。3年前くらいかな?一度会場で花火の残り火かなんかで小火が起こった時も消防隊がすぐさま駆けつけ一気に消火。「この人たちプロだわ」とめちゃめちゃ感動しました。
なんか、こういう失敗を目の当たりにしてその対応をみて感動しちゃうんです。
そして今思っている感情は「すごくいいもの見れた、こんな体験できないな」って。
そして9:00に上がった正三尺玉も素晴らしかった。
きれーーーーーーーーいに華が咲いていた。
そしてここで再度アナウンス。
「先ほど筒割れを起こしましたが、筒の方も全く問題ありません」
そしてまた観客から拍手が!明日も来年も、この先の未来もずっと安心して長岡花火を楽しんでください。そんなメッセージに感じました。
花火はもちろんですが、こういう対応も世界一の花火大会だと思いました。
やはり地元の誇りです。