中間管理職には議論が言い合いになったときに結論を前へ進む推進力に変えられる能力が必要

「喧嘩するほど仲がいい」といいますが、その通りだと思います。

仲がいいというか、言い換えると、「喧嘩するほど本気」だとも言えますよね。

特に仕事で喧嘩するパターンって「喧嘩するほど本気」であるからのことのほうが多いのではないかと思います。

(実際そんなことなくて、わがまま、自己中心的な考え方を押し通すことで喧嘩になるなどのパターンもあるかもしれませんが、そこまで幼稚な主張をする人に対して、喧嘩して時間を費やすことのほうが無駄だということで喧嘩まで発展しない事のほうが多いと思っているので・・・)

 

そんなプロフェッショナルな喧嘩であればどんどんしたほうがいいとすら思えます。

でも、その後に丸く収める役が必要だと思うんですよね。

そんなことがこの動画の中にすべて詰まっています。

 

 

イングランドプレミアリーグのトッテナムというチームのロッカールームでのやり取りです。

相手の攻撃時にフォワードの守備への戻りが遅かったがために、前半終了間際にあわや失点という場面があり、GKのロリスがソン・フンミンに詰め寄ります。

ソンフンミンも主張があり言い合いになりました。

でも、監督のモウリーニョが

「今までにこういうやり取りはなかったが、これこそみんなが本気になって責任を感じてお互いに高い要求をしているということだ」

と言って、後半への気持ちを高めて、絶対に落とせない試合で見事に勝利することとなりました。

 

この、丸く収め、次への推進力にもすることができる管理能力が最も重要だと思います。

結局、お互いの主張はどちらも本気で考えているからこそ絶対的にどちらかが正しいというパターンはないからです。正解はない。仕事において0か1か答えが存在する議論はこの世にほとんど存在しません。

でも議論になった場合、最後は結論を出さなければいけない。その管理能力、人心掌握術がサッカーの監督には必要なんですね。この辺はジダンも上手そうです。

これが、社会で働く中間管理職にも必要なんだろうなと思います。

私も中間管理職として見習っていきたいところです。

まずは議論を生むくらいプロフェッショナルというか、仕事に責任感を持ってもらえるようにするところから始めなきゃいけないですが笑。

 

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