【アルビブログ】2017.3.11 vs清水

 

 

【Albirex Match Review】

2017.3.11 Jリーグ第3節@デンカビッグスワンスタジアム

新潟 0-2 清水

https://www.youtube.com/watch?v=sMss6rmGso8

 

 

2017ホーム開幕戦。

久々の3万人越えの観客の前で…勝てませんでした。

初白星はまたもお預け。

 

前半は五分の展開から、両チームともセットプレーでチャンスを掴むも決めきれず。

後半、清水の運動量が落ちて間延びした時間帯に幾度か惜しい場面を作りますが、そこをねじこめないでいると、最後はチョンテセの決定力にやられました。

 

新潟の左サイド(ノリヨシと成岡さんの間)を徹底してついた攻めなど、大分研究されてきた印象ですね。

 

 

 

スタメンは右サイドバックに出場停止明けの矢野が戻り、センターバックに体調不良の富澤に代って水戸からのレンタル修行から戻って来たソンジュフンが入ります。

それ以外は開幕から不動のメンバー。

 

戦い方も終始一貫しています。

きれいな4-4ラインの圧縮プレスから、ホニのスピードを活かした速攻。

 

逆に言えば、一貫しすぎていてそれ以外の攻めのオプションがない…。

 

フミタケ(監督)さんも、

「まずは裏のスペース(ホニ、山崎の速攻)、それがダメならサイドを使って、バイタルを空けさせる…」

と速攻一択でないことは言っているのですが、そのサイド&バイタルを攻略する攻め手がほとんど見られません。あっても単発で、二次攻撃、三次攻撃に繋がらない。

 

 

選手たちのコメントにもありますが、前線でタメを作れないんですよね。

 

ホニは速攻の「槍」なのでそのタイプではありません。

ボランチの小泉&原も、現時点でボールを落ち着かせられません。

(そうしようという姿勢、成長は見れますが現時点ではまだ厳しい)

本来ならその役割を担うべき成岡&加藤のサイドハーフが守備(戦術)に追われ、それどころではない状況。

 

 

強豪相手になら守備第一でホニ、山崎のスピードを活かしたカウンターというのは理にかなっていると思いますが、五分の相手にもこのやり方一択だと厳しい。

先制されたら終わりですもの。

 

 

期待の原くんは、守備意識や後方での繋ぎの場面では18歳とは思えない落ち着き(唯一、フィジカル勝負に持ち込まれると厳しい面も)がありますが、ボランチとしてバイタルで受けたときのアイデアはこれから。そこまで出来たら、新潟にはいないでしょうけどね…。

 

やはり、この位置にボールを落ち着かせ、前へ運び、攻撃に厚みを持たせられる存在が欲しいかな。

開幕からベンチにも入っていないジャン パトリックにはその期待があるのですが。

 

そして、前線のタメという点では、この日も終盤わずかな時間の出場に終わったチアゴ ガリャルド。数分とはいえ、違いを生み出せるプレーがいくつかありました。

 

 

この後はカップ戦も始まるので、これらサブ組の出番も増えていくことでしょう。

そのうえで既存の11人に新たなオプションが加わらないと、このままズルズル行きそうで怖いな…と思えた開幕3戦でした。

 

 

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