監督交代2019

ラーメン屋で見ていたお昼の県内ニュース。

アルビBBの地区優勝に続いて、アルビ片渕監督解任という天国から地獄的な流れで第一報を知ることに。

 

 

 

 

 

3勝3敗3分。

数字が示すように、最高のスタートではないですが、かといって最低どん底のチーム状態ではないという中での監督交代。

 

そのへんは是永社長自ら動画で説明してくれています。

 

 

 

危機的状況になってから変えたのでは遅いということ。

そして、継続性を重視して今季は育成期に充てるという余裕も財政的にはないと。

 

 

昨年、前任者の下で崩壊しかけたチームを救ったのは確かに片渕監督の手腕でした。

守備を整備し、戦い方を一貫させたことで一時は5連勝を含む9試合負けなしを記録。

ただ、終盤3試合は相手に研究された感があり1分2敗と星を落とし、そのへんの戦術の幅が若干の不安要素ではありました。

 

 

そして今季。

キャンプからチームを見れることで、組織の成熟と戦い方の幅を広げられることを期待しましたが、ここまでは五分の星。

 

リスクを排除し、守備第一でロングボールを使ったリアリストな戦い方を主戦にしてきたものの、勝ち切れず、特にここ2試合は5失点。

 

勝利した千葉戦、町田戦も相手DFがハイラインで、ロングボールが効果的に効く相手でした。

一方で相手がブロックを敷いてきた際の手詰まり感や、対策された際の戦い方のバリエーション不足は否めず、昨季終盤の不安がそっくりそのまま出た形。

 

是永社長もおっしゃっていましたが、ここ2試合連続の土壇場アディショナルタイムでの同点劇も、パワープレイがたまたま上手くいっただけで連敗していてもおかしくない試合内容だったのは確かです。

 

 

 

 

これまでの論功を思えば片渕監督には感謝しかありませんが、今季の昇格を考えれば監督交代は支持せざるを得ないというのが率直な感想です。

 

 

ただ新任の吉永さんはアルビシンガポールを始め経験豊富な方ではありますが、Jリーグトップチームの監督は初めて。

そして、社長の肝いりでスタートさせたメソッド部門、アカデミーダイレクターの職を数ヶ月で解いての監督就任というのも場当たり的な感はしなくもありません。

 

 

 

…それでも

 

座して死を待つくらいなら、今出来ることは何でもやろうという是永社長の思いには共感できます。

結果が出なくて叩かれるのは誰よりも社長本人ですから。

 

すぐさま動画で、自分の口で交代理由を説明してくれたことも、社長の考えを理解したいと思わせる理由でしょうか。

 

 

 

 

クラブとして4年連続の途中解任劇。

そして今季Jクラブ解任第1号にして、もしかしたら「平成最後の監督解任」という不名誉な記録に名前を残すことになるかもしれませんが(苦笑)、シーズン最後に笑うためと腹を括りましょう。

 

 

吉永アルビ全力で応援します!

 

 

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