マヒシュマティ王国の民になりました。

あれはちょうど二か月前、大雪で新潟市内の交通網が麻痺していた金曜日のことでした。

こういう時こそ映画館にお金を落としに行くか、と、「バーフバリ 王の凱旋」を観てきました。

 

そして翌日の土曜日、家の前の道路で雪にハマった車を、男性数名がかりで数時間かけて救出しているのを窓からチラ見しながら、Amazonプライムで「バーフバリ 伝説誕生」を観ました。

 

どうやら、自分は雪ではなく、バーフバリにハマってしまったようです。

だれうま。

 

「バーフバリ 王の凱旋」を見るに至った経緯

全てのはじまりは、Twitterでした。

たまたまTLで目にした、「カンフーヨガ」についてのツイート。

 

そろそろ映画館のポップコーンが食べたくなってきた頃だったので(何となく面白そうだったので)観に行ってみました。

内容は、わりとよくあるジャッキー映画、という感じだったのですが、随所に散りばめられたインド映画のソウル。

そこに気づいた瞬間、なんだか少しだけ世界が輝いて見えるようになりました。

 

そして、自分の中でじわじわとインド映画への興味が湧き上がる中、Twitterで、とある方のおすすめ映画ツイートを見かけました。

 

そこに、あったのです。

バーフバリが。

 

バーフバリ、なんだか聞いたことがあるぞと記憶の糸を手繰り寄せると、思い出しました。

そうだ、カンフーヨガの上映前の予告で、やけに仰々しくて長いやつが1つあったじゃないか。

 

あ れ だ。

 

それからはもう、バーフバリを観る事しか考えられなくなりました。

 

「バーフバリ」って最近よく聞くけどなんなの?

一言でいうと、観終わった後に世界が輝いて見えるようになる素晴らしい映画です。

また、かなり中毒性があるので観た後すぐにもう一度観たくなります。

 

と、ここで何かにお気づきの方もいらっしゃるとは思いますが、そう、あの名作、「KING OF PRISM by Pretty Rhythm」通称「キンプリ」と同じなんです!

(自分は「キンプリ」「キンプラ」合計で10回以上はキメましたが時間とお金があればもっとキメたかったです)

 

みなさんが持つインド映画のイメージって、やたらと顔の濃い人たちが突然歌い始めてキレッキレのダンスを踊るミュージカル風の映画だと思うのですが、バーフバリは違うんです。

自分も最初は、ダンス要素が多く、全体を通して底抜けに明るく楽しいイメージを持っていたのですが、バーフバリはなんと、泣けるんです。

他のインド映画は観たことがないため比較できませんが、こんなに感情移入することなるとは思っていなかったので、全くの予想外でした。

 

世界観やキャラクター、ストーリーがしっかり練られていて、観ているうちにどんどん引き込まれていくのです。

特にあのカッタッパのシーンが……

 

というわけで、バーフバリの魅力を少しだけ紹介したいと思います。

 

魅力その1「主人公が強すぎる」

主人公の名前は、タイトルにもなっている「バーフバリ」というのですが、とにかくはちゃめちゃに強いです。

実はこの「バーフバリ」という名前は、父から息子へと受け継がれた名前であるため、作中には「バーフバリ」が2人出てきますが、どちらも伝説レベルで強いです。

もう見るからに強そうな見た目をしていますが、見た目を裏切らないというよりもはや見た目以上の強さです。

 

そして強いだけじゃなく頭もいい。

日本でいう、一休さんのようなとんちのきいた発想で、様々な危機を乗り越えていきます。

 

さらにその解決策がとにかく派手。

最初はその派手さ具合に「まじかwww」となりがちなのですが、慣れてくると「うおぉおおおよくやった!!!」と、気持ちが乗ってくるのです。

 

でもそんなバーフバリ(父)、恋愛には少々奥手で、意中の女性にストーカー紛いのことをしてしまいます。

(実際に日本でやったら犯罪だろうという衝撃の行動をとるのですが、マヒシュマティ王国なら問題ないのかもしれません)

しかし、それすらも許されるほど強いしカッコいいので全てオッケー!

 

そんな、ギャップ萌えまで兼ね備える男、バーフバリ。

ちょっと気になってきませんか?

 

魅力その2「スケールがでかい」

これはもう予告を見ただけでもわかると思います。

なんかもうよくわからないけどスケールがでかいです。

象とか人の数とか建物とか音楽とか、そういうものは全く詳しくないのでよくわからないですけどとにかくスケールがでかいです。

 

1作目の「伝説誕生」がインド映画最高額の18億インド・ルピー、2作目の「王の凱旋」がそれを大きく上回る25億インド・ルピーと、もうこの数字だけでも、どのくらいスケールがでかいかわかりますよね。

合せて43億インド・ルピーですよ? やばいですよね?

 

どうですか?

スケールのでかさに圧倒されたくなってきたでしょう?

 

魅力その3「展開がアツい」

ストーリーを客観的にざっくり説明すると「親子2代に渡る、国を取り戻すための壮絶な戦い」です。

しかし父も息子も、国王という地位だったり権力だったり、お金だったりというものには一切興味がありません。

あるのは、並外れた好奇心と、愛する人のためだったらなんだってできるぜ!という強い思いだけ。

これだけ見ると、一見どこにでもいそうなキャラクターに見えるのですが、その器のでかさと思い切りが、他のキャラクターたちとは一線を画しています。

 

お気に入りのシーンで例を挙げると、バーフバリ(父)の奥さんであるデーヴァセーナが、国軍最高司令官の男の指を切り落とした罪で裁判にかけられるシーンがあります。

国内でのデーヴァセーナの立ち位置は悪く、不当な裁判(といっても指を切り落としたのは事実)で陥れられそうになるのですが、そこに、正義のヒーローよろしく登場するバーフバリ(父)。

デーヴァセーナに事情を尋ねると、司令官の男が女性たちの体を撫で回しており、自分も同じようにされそうになったため、男の指を切り落としたのだと話します。

そこでバーフバリ(父)はデーヴァセーナに、「この者の指を切り落とすべきではなかった」と言い、叱るのかと思いきや次の瞬間、司令官の男の首を斬り落としてしまいます。

 

そして言い放つのです、「切り落とすべきだったのは、首だ!」と。

 

くあぁあああああ!!!!!

いやもう最高じゃないですか?

タンバリンを手に持ってたら絶対シャンシャン鳴らしてたし紙吹雪は撒いてたしもう全力でバーフバリコール間違いなしですよ?

(ちなみにこれは「伝説誕生」のシーンで、自分が観たのは自宅でした)

 

しかも、こういう展開がひとつやふたつじゃないんです。

2、3時間の間にそれがぎゅっと詰まってると思うと、某少年漫画もびっくりですよね。

 

ほら、そろそろバーフバリを観たくなってきませんか?

 

ところでその素晴らしい「バーフバリ」は一体どこで観れるの?

ここまで来たらとりあえず観てみるかと思った皆さんに、悲しいお知らせがあります。

なんと……新潟ではもうやっていないのです。(※2018年3月9日現在)

 

いやいやなんでこんなに流行ってるのに終わっちゃったんだよ!

キンプラなんて公開から1年以上経つのに最近までバースデー上映やってたでしょ?

 

まさにその通りで、なぜ終わってしまったのか疑問でしかないのですが、終わってしまったものはしょうがないです。

 

新潟では観れませんが、近県では、群馬の「109シネマズ高崎」、山形の「フォーラム東根(3月10日~)」、そして福島の「フォーラム福島(3月24日~)」で観ることが出来ます。

しかも「王の凱旋」だけではなく前作の「伝説誕生」も上映しているので、2作一気に観ることができちゃいます。

 

東京の「新宿ピカデリー」などでは、最近話題の「応援上映」ならぬ「絶叫上映」というものも開催されております。

応援上映と同じく、発声OK、コスプレOK、サイリウム・光り物OKに加え、なんとタンバリンや鈴まで使えます。

なんだかとっても楽しそうですよね。行きたい。

直近だと3月19日(月)に開催されるので、興味のある方はこちらをご覧ください。

 

でも、わざわざ県外まで行って観るのもな……という方に、朗報です!

 

来月4月28日(土)より、「高田世界館」にて「伝説誕生」と「王の凱旋」が上映されます!

やったー!

自分も今日調べてて初めて知ったのですが、世界に感謝!!

 

GWはバーフバリ三昧で決まりですね!

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