今でも鮮明に記憶にある、新入社員の時の仕事。
当時の営業部長が受注した仕事で500ページの村史というかなり重い案件。新入社員にこんなデカい案件が務まるんだろうかと不安100%でやっていたお仕事です。
それが10年の時を経て今、増刷の依頼がありました。
自分が新入社員の時に担当させてもらった弥彦村の弥彦村史辞典。500ページくらいあって製作に1年くらいかかった案件。
10年経った今、在庫が無くなりそうということで増刷の見積依頼。初心に戻れって感じの巡り合わせなのかな。すごく思い入れのある製品です。 pic.twitter.com/s4NKtUu3US— 藤田遼@販売促進アドバイザー (@babexma) December 19, 2019
毎週金曜日の午前中に新潟市から弥彦に一時間かけて通い、袋一杯の校正紙(内容をチェックする紙)を持って行って、その前の週に渡した校正紙の修正箇所を一緒に確認し、また袋一杯にして社内に戻す作業。500ページという大ボリュームの仕事なのでこれが約一年くらい続きました。
完成したときの感動と安堵感は忘れられないし、何よりお客様の嬉しそうな顔を忘れられなかった。
1年も一緒にやっているとお客様とは仲良くなれるし絆みたいなものも生まれます。
あとは新入社員だったのであるのは元気とやる気だけ。一生懸命さだけは忘れずに仕事に取り組んでいました。
その案件がもうすぐ無くなりそうということでの増刷依頼。
当時一緒にやりとりしてくれたKさんはもう退職されたとのこと。
あの時の仕事への向かい方は忘れてはいけない。
実務を通して色々なことを教わったし、成長できた。
今の若い社員にはこういった案件を1個でも経験してほしい。
そしてお客様を笑顔にしてほしい。
新入社員の時に携わったこの案件は、今でも自分の中で大きな宝になっています。