今日は3月11日。
4年前のあの日、僕は新潟大学でお客さまと年度末の印刷物の打ち合わせをしていました。大きな揺れとともに新潟でも悲鳴が至る所であがっていました。すぐにドアをあけ逃げ口を確保し、その後は皆NHKやラジオの情報に釘付けになっていたのをハッキリと覚えています。
その後、津波が全てを飲み込んでいく様子をテレビを通して、ただ呆然と見ていました。
あれから4年。
僕は縁あって被災地(閖上)に行く機会が増えました。
初めて被災地を見たのは2年前。言葉を失ったのと同時に何も出来ない無力感しか感じなかった。
何も無いんです。
ポツンと取り残された建物
二階から下が無くなっています
区画だけ残っている土地
現地にいない僕が、「何が分かるんだ」と言われるかもしれませんが、これは事実です。
今、閖上には一つの慰霊碑が建っているのをご存知でしょうか。
閖上の慰霊碑
この塔の高さは、当時来た津波の高さを示しています。
ただこの慰霊碑に恐怖は無く、むしろ包み込んでくれるような温かささえ感じるような不思議な塔でした。
そこにはこう書かれています。
亡き人を悼み 故郷を想う 故郷を愛する御霊よ 安らかに
3.11。
あれからもう4年。まだ4年。
日本人として忘れてはいけない大事なこと。
14:46。被災地に向かい黙祷を捧げます。