「あそこでイエローカードが出されてセルヒオラモスが退場になっていたら」
「後半ロスタイムの決定機を遠藤が決めていれば」
「鈴木優真のヘディングがバーに当たらずゴールに入っていれば」
そんな「たられば」を言えることがどれだけ凄いことか。
相手は世界最高のサッカーチーム「レアルマドリード」
銀河系軍団と呼ばれていた時代もすでに懐かしく、常に世界のトップで戦い、世界のトップの選手が所属しているクラブ。
過去には現監督のジダン、天才ラウール、いぶし銀モリエンテス、超高精度ベッカム、無尽蔵マケレレ、ドリブルマスターフィーゴ、歴代NO1LSBロベルトカルロス・・・・・・まあ挙げていけばキリがないんですけど、とにかくめちゃめちゃに強いチームです。
今のチームにはバロンドール(欧州最優秀選手)を受賞したクリスティアーノ・ロナウド、カリム・ベンゼマ、ガレス・ベイル、アルバロ・モラタ、ルカ・モドリッチ、ハメス・ロドリゲス、トニ・クロース、イスコ、カゼミロ、セルヒオ・ラモス、ラファエル・ヴァラン、マルセロ、ケイラー・ナバス・・・・・。
世界各国のエース級がずらりと揃うおっそろしいメンバー構成。とにかくこの選手たちの話をしているだけでビールが何杯でも飲めるような素晴らしい選手たちです。
そんなメンバー相手に
真剣勝負の大会で
鹿島アントラーズがやってのけたことは本当にすごいことなんです。
前半こそ、力6割くらいで舐めたプレーをしてました。
予定通りかは分かりませんが、早々と先制点を決めることができ、あとは消化試合。普通にプレーしていれば鹿島ごときに取られることは無いだろう。そんな雰囲気がプンプンとする中、この試合ずーーーーーーっと受けには回らず守るところは最後まで体を張り、高い集中力を保ち、攻める時には一気に攻める。随所随所でボールキープ力に違いを見せるモドリッチやクロース。(こいつらマジヤバい。マジうまい。)しかし、アントラーズは臆することなくゴールを目指し続けます。
そして前半終了間際、柴崎岳の素晴らしいゴール!鹿島アントラーズが同点に追いつきます。
ガクーーーーーーーー!
ガクーーーーーー!ーーーーー!!!
よく決めた!そしてオフサイドポジいたやつよく避けた!#CWC2016 pic.twitter.com/5tvc5dII7S— 企業の情報発信アドバイザー藤田遼@バブ (@babexma) December 18, 2016
盛り上がる鹿島サポーター、レアル・マドリードに関してはそこまでショックもなく、後半取ればいいんだろう的な感じ。
ただこの勢いそのままに後半開始早々の7分柴崎が相手のクリアボールを拾い、まだまだ本気モードじゃないディフェンス陣3人を一気に振り切り左足でコースを狙ったミドルを決め逆転。ここから一気にマドリーにエンジンがかかります。
ガクーーーーーー!
マジかよ!あそこ1人でいけるのかよ!ヤバイよ!ガクーーーーーーーー!
サイコーです!興奮しすぎて動画縦になっちゃったよっ!#CWC2016 pic.twitter.com/Bzg49IxxFY— 企業の情報発信アドバイザー藤田遼@バブ (@babexma) December 18, 2016
藤田もかなりここから興奮してみてました。
ようやくエンジンがかかった本気のレアルマドリード相手に鹿島がどれだけできるのか。本当の勝負はこれからって感じで僕もテレビに向かって応援と罵声を浴びせていました。
マドリー本気になってきたね。
おもしろい!もっと来いや!マドリー!#CWC2016— 企業の情報発信アドバイザー藤田遼@バブ (@babexma) December 18, 2016
まだまだやれっぞ!#CWC2016 pic.twitter.com/AhqgaGIWoX
— 企業の情報発信アドバイザー藤田遼@バブ (@babexma) December 18, 2016
こればっかりは主審おかしいっす。
ラモスレッドっす。#CWC2016 pic.twitter.com/t44FY9bdAZ— 企業の情報発信アドバイザー藤田遼@バブ (@babexma) December 18, 2016
エンドーーーーーー
それ決めて欲しかったーーーーー#CWC2016 pic.twitter.com/mUpotpHboo— 企業の情報発信アドバイザー藤田遼@バブ (@babexma) December 18, 2016
時折藤田の罵声も入っていますが、サッカーになるとそうなっちゃう人間です・・・・。
ロナウドのPKで同点に追いつかれ、その後は試合終了までスコアは動かず試合終了。延長戦に入り、流石ロナウドという二発を決められ万事休す。
しかし、ここまで興奮した試合は久しぶりでした。
キーパー曽ヶ端の安定感、昌子の闘争心、植田・山本も最後まで体は貼ってましたがもうちょっと成長が必要かなと西は冷静なプレーでいくつも攻撃の起点になっていた、満男と永木の安心感、柴崎のセンス、遠藤はやや精彩を欠いていたイメージ、そして金崎・土居の献身性、スーパースター相手だからといった舞い上がったプレーは無く、自信をもって真っ向勝負していた。
日本のクラブがレアル・マドリード相手にここまでやった。
もちろん過密日程、長距離移動等マドリードに負担はあったと思います。ヨーロッパ内の移動ならともかく半日の飛行機移動は本当に辛いと思いますから。時差もありますしね。そういう条件を含めてみてもこの試合の鹿島アントラーズには本当に拍手を送りたいと思いました。
リーグ戦3位からの下剋上でJリーグチャンピオンになり、そしてクラブワールドカップで世界2位になった。素晴らしい結果です。
来シーズンは継続してこのような戦いを見せ、ACLを制してもらいたいし、アジアチャンピオンとしてクラブワールドカップで今日のような試合を見せてもらいたいと思います。そしてこの試合のスピリットをJリーグでアルビレックス新潟に、そして日本代表にも見せてもらいたいと心底願っています!