【読書感想】マイケル・コーニイ/ ハローサマー、グッドバイ

どうも、新人営業ぬまじり(3年目)です。久しぶりの読書記事となりました。サボってたのかと言われると、実際サボってました。あんまり読んでなかったです。ここ最近はずっとアニメばっか。

 

そんななか、久しぶりに読んでいたのがこの本。

 

 

河出文庫から発売の「ハローサマー、グッドバイ」です。マイケル・コーニイ作、山岸真訳です。

 

ジャンルとしてはSFになりますね。個人的には全く嗜まないジャンルですが、気が向いて購入してみました。読んでみたところ、SFというよりは青春小説といったほうがいいかもわかりません。

 

一応、舞台は地球とは異なる惑星で、世界観にとある仕掛けがあったりしますが、特に気にしなくても大丈夫でした。こんなこと言うたら作者さんに申し訳ないですが。SFにそこまで造詣の深くない人でも楽しめるということです。

 

主人公の少年ドローヴは夏休暇を過ごすため、家族とともに港町パラークシにやってきました。この物語は、ドローヴが港町で過ごしたひと夏を描いたものになります。

 

主軸となるのはドローヴと、パラークシの宿屋の娘、ブラウンアイズとの恋模様です。このブラウンアイズがね。また可愛らしいですよ。描写も妙に生生しく、絶妙に爽やかで瑞々しくエロいです。スケベ!

 

大人しいように見えてしっかり主張してくる感じの女の子ですね。嫉妬深い所もまた愛らしく。この二人がしっかりとイチャついてくれるから素敵。おじさん砂糖吐いちゃうわよ。

 

で、二人は愛を育んでいくわけですが……まあ万事順調ともいかないのが物語というもの。彼らが暮らす世界の事情、そして大人たちの思惑が絡み合い、二人の仲は引き裂かれてしまうわけです。切ないね。

 

ドローヴと政府高官である父との間の確執も話には絡んできます。最初はこの親父がいけ好かないんですよね。頭固いし、典型的な物語におけるセコイお役人という感じの人です。

 

まあ実際そういう人だったわけなんですが、最後の最後で少しだけ見直すところがありました。親父も親父でちゃんと考えていたんだなと。お母さんは最後までどうしようもなかったですけどね。

 

ページが進むにつれ、世界の情勢は段々と暗くなってきます。この物語の世界に隠された仕掛けも明らかになり、バッドエンド……? かと思いきや、ラスト4ページで淡い救いの光が差すわけです。

 

僕の残念な脳細胞ではなかなかこのカラクリを理解することが出来なかったのですが、それを差っ引いても、ボーイ・ミーツ・ガールとして素晴らしい作品だったと思います。僕もブラウンアイズみたいな子と熱い少年時代を過ごしたい人生でした。

 

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