【ネタバレ注意】鬼滅の刃 203話感想+無惨様の魅力 ~無惨様が哀れすぎてもはや愛おしい~

どうも、新人営業ぬまじり(3年目)です。人気絶頂のジャンプ漫画「鬼滅の刃」。連載第1話から毎週追っかけている自称“古参”ファンの僕としては、この人気ぶりは嬉しくもあり、寂しくもあり……複雑な気持ちです。

 

そんな鬼滅ですが、ジャンプ本誌のほうでは既にクライマックスに入っております。いつもは漫画単話ごとの感想は書かないのですが、今回は凄く印象に残ったので記事にしてみることにしました。

 

というワケで、話の本筋にはそこまで触れないつもりですが、一応ネタバレ注意です。

 

 

スペース埋めの猫。

 

さて、203話を読んでの感想と言えば、これしかありません。

 

 

無惨様、情けなさすぎ!!

 

無惨様と言えば、鬼滅の刃における最大の敵で、全ての鬼の生みの親とされています。無惨を倒さない限り鬼はいなくならない。が、無惨さえ倒せば、全ての鬼が消える。というワケで、主人公達「鬼殺隊」の一番の目的はこの「鬼舞辻無惨」(一発で変換できないところがまた憎たらしい)を倒すことにあるワケです。

 

いわゆる作品の中の「ラスボス」にあたるワケなのですが、こいつが漫画史に残る超小物。こんなにイケメンなのに。その残念っぷりが、このクライマックスで爆発していました。というワケで、203話で僕が最も好きなシーンを抜粋。姿はちょっと変わっていますが、必死に叫んでいるお方が皆大好き無惨様です。

 

引用:『鬼滅の刃』203話 著者:吾峠呼世晴(週刊少年ジャンプ/集英社)

 

炭治郎待て!! 待ってくれ頼む!!

私の意志を思いを継いでくれお前が!!

 

かつてこれほどの醜態を晒したラスボスがいたでしょうか? もう情けなさすぎて笑っちゃいました。ここまでくると愛おしいです。これだから無惨様は嫌いになれないんだよなあ。芯からのクズ野郎ですが、良いキャラしてます。

 

無惨様の行動原理というのは、「鬼の世界を作る」とか「人間を皆殺しにする」とかいうのではなくて、「自分が永遠に生きるため」ひいては「死なないため」なんですよね。全ては自分のため。自分がただただ生き永らえるためです。

 

このあたり、僕のもう一つの推し漫画である「呪術廻戦」に出てくる敵、「呪い」達とはスタンスが全く違うんですよね。漏瑚(頭が富士山の奴)が言った『100年後の荒野で笑うのは儂である必要はない呪いが人として立っていればそれでいい』という言葉がそれを物語っています。

 

しかし、そんなハイパー自己中な無惨様も、小さな力を鍛えて合わせて束ねて、ついに自分を打ち倒した人間達の姿を見て、ようやく「肉体の不死」に拘っていた自分の小ささを悟り、「想いを繋ぐこと」すなわち「精神の不死」の力を理解します。そして傍迷惑なことに、自分の夢を主人公である炭治郎に勝手に託します。

 

しかし、そんなもんを受け取るヤツなんて世界に一人もいませんから、結局はみっともなく「やめてお願い待って待って! 僕の夢を継いでよぅ!」と駄々こねる羽目になるのです。本当に哀れで愛おしい奴です。

 

ある意味最も人間臭いヤツだと思います。最後の最後まで徹底して小物を貫き通してくれました。反吐が出るほどのクズ野郎ですが、とても好きなキャラクターの1人になりました。やっぱ無惨様って最高だわ。最低だけどな。

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