【曲紹介・解釈・解説……等々】スピッツ / プール

どうも、新人営業ぬまじり(2年目)です。季節はド冬な今日この頃ですが、だからこそあえて今回は夏っぽい歌を紹介したいと思います。別にいつも季節感とか気にはしてなかったけれども。

 

 

スピッツで「プール」です。スピッツ2枚目のアルバム「名前をつけてやる」に収録されているので、この曲が発表されたのは1991年。もう30年近も前のことになります。スピッツファンの間では「初期の名曲」として名高い一曲で、僕もこの曲が大好きです。

 

この曲はベースが全体を引っ張っているなという印象で、ギターの音色はあくまで舞台装置のような役割をしています。曲全体に流れる幻想的というか、遠い日の夏の夢……みたいな、フワフワした雰囲気を、上の方でシャンシャンシャンシャン……と鳴り続けるギターが表現している……気がします。とにかく、不思議な印象のある曲です。

 

君に会えた 夏蜘蛛になった

ねっころがって くるくるにからまってふざけた

風のように少しだけ揺れながら

 

冒頭の歌詞です。このフレーズが短い歌詞の中に3回登場します。「夏蜘蛛」というワードが印象的です。蜘蛛はご存じの通り、8本の足を持つ生物です。君に会って、夏蜘蛛になるということはすなわち、二人の人間が重なり合っている様子を表している(手足4本×2)というのが主流の解釈ですね。

 

そのあと「ねっころがって くるくるにからまって」と続く……ということは、まあ、そういうことですね。あえては言いませんが。その姿をグロテスクな「蜘蛛」に例えつつも、「風のように少しだけ揺れている」というのは爽やかにも感じます。美醜、清濁がこの短いセンテンスに込められているのです。エモいわ~(エモいの使い方これで合ってんの?)

 

孤りを忘れた世界に 水しぶきはね上げて

バタ足 大きな姿が泳ぎだす

 

「プール」という曲名ではありますが、歌詞中には「プール」という言葉は出てきません。唯一それが匂ってくる箇所がこの部分でしょうか。この部分も男女の情事の場面を表しているという解釈も多いです。というかこの曲は一曲丸々そういう曲だという見方が主。気になる方は調べてみてください。

 

こんな感じで歌詞はとにかく変態ちっくなのに詩的。そして陶酔的なノスタルジーが曲を通して流れています。2番サビが終わった後の間奏といったら、もう聞いているだけで気持ちいいです。昇天ですね。

 

というわけで、スピッツの「プール」でした。少しスピッツにハマってきたな……と思ってきた頃に是非聞いてほしいと思います。

 

 

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