【曲紹介・解説・解釈……等々】スピッツ / 夜を駆ける

どうも、新人営業ぬまじり(2年目)です。僕が敬愛するバンド、スピッツの全曲ストリーミングサービスが10月9日より始まっておりました。「見っけ」の発売に合わせた形になりますね。これまではシングルコレクションのみ配信がされておりましたが、これによりスピッツの全アルバムがストリーミングで聴くことが出来るようになりました。

 

これでアルバム曲の紹介もしやすくなりました。早速今回お届けするのはスピッツで「夜を駆ける」です。アルバム「三日月ロック」のトップを飾る曲ですね。

 

 

アルバム曲ということもあり、一般知名度は高くありませんが、スピッツファンからの人気が全曲の中でもトップクラスに高い名曲です。そして、僕がスピッツを聞き始めるきっかけになった曲であり、今なお一番好きな曲でもあります。本当にかっこいい。

 

アコギの鍵盤の音から静かに始まり、そこに草野さんの歌声、ベース、ギター、ドラムと徐々に音が揃ってきます。サビに向けてジワジワと盛り上がる感じ。それも、熱いヤツではなく、なんとなく背筋をゾクゾクさせるような、迫り来るような印象があります。

 

この曲のテーマはずばり「駆け落ち・逃避行」でしょうか。

 

似てない僕らは細い糸で繋がっている

よくある赤いやつじゃなく

 

君と遊ぶ 誰もいない市街地

目と目が合うたび笑う

夜を駆けていく 今は撃たないで

遠くの灯りの方へ駆けていく

 

この辺の歌詞を見ると、僕と君はどうやら健全な関係にはないようです。「よくある赤いやつじゃなく」という言葉が凄いいいですよね。赤い糸ではないけれど繋がっている、ということを考えると、やっぱりこれは一応恋愛関係といえるのではないでしょうか。不倫、もしくは身分違いの恋……等々、社会に認められる恋愛関係ではないようですね。

 

でたらめに描いた バラ色の想像図

西に稲妻光る

夜を駆けていく 今は撃たないで

滅びの定め破って 駆けていく

 

なんとも破滅的な未来が暗示されている歌詞ですよね。雷鳴光る中、描く未来図は滅茶苦茶。だけれど、見えてくる情景は笑顔の男女。

 

最後この曲はフェードアウトで終わるのですが、それもまた切なくて良いんですよね。駆けていく二人の姿が徐々に遠ざかっていく感じで、とても叙情的です。

 

あと、僕はこの曲のドラムが凄い好きなんですよね。サビのドラムを聞いていると、二人の足音のようにも聞こえますし、遠くで鳴る稲妻の音にも聞こえますし、迫りくる暗い未来のようにも聞こえます。

 

2番のサビが終わったあとの一瞬の静寂、理想郷、それを一気に現実に引き戻すのはやはりドラムの音色です。この曲のギター、ベースは比較的落ち着いているというか、淡々としている感じがありますし、特徴的な鍵盤の音色は同じメロディを繰り返しています。その分ドラマチックに動くのがドラムなんですよね。

 

最初に述べたように、この曲は僕が全スピッツ曲の中で最も好きな一曲です。高校生の時にとある動画投稿サイトで見たMAD動画でこの曲が使用されており、そこから一気にスピッツの世界に引き込まれてしまいました。そういう意味でも思い入れがあります。

 

タイトルの通り、聞くなら夜。夜道を歩きながら、もしくは走りながら聞くとハチャメチャにテンションが上がります。じわじわとハートに火を点けられる感じ。超おすすめの一曲です。

 

 

 

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