実録・僕23歳のお好み焼き奮闘記 その②

どうも、新人営業ぬまじりです。高校生の頃からお好み焼き屋にはよく行っていましたが、一度も広島焼きの生成に成功したことがありません。絶対に分離するよなあ?

 

さて、前回はぬまじり炎のクッキングお好み焼き編第一回にて、僕が盛大にお好み焼き作りに失敗し、母の偉大さと己のアホさを再認識したという話を書きましたね。

 

転んでもただでは起きないのが僕です。初回の失敗から、僕はしっかりと次に繋がるものを掴んでいました。

 

レシピって、大事なんだなあ。

 

特にお好み焼き粉。これを用いず、小麦粉一本でいこうと思ったのがそもそもの間違いでした。考えてみりゃそうだよ。だって、小麦粉とキャベツ以外の味しないんだもん。

 

同じ轍は踏みません。今度はしっかりとレシピを調べ、しかるべき材料を揃え、2度目のお好み焼き作りに挑みました。

 

お好み焼き粉、卵、キャベツ、モヤシ、あとなんとなくで買ったチクワも投入して混ぜます。いい感じだ。今回はキャベツも細かく切った。前回とはまるで違う。最高の予感しかしないぜ。

 

勝利を確信して、僕は熱していたフライパンへ、一気に生地を流し込みました。並々と広がる生地が、フライパンの黒を埋めていく……。

 

……量、多くね?

 

完全に量を見誤りました。底が固まってきた段階で、そっと箸を差し入れますが、このまま行けば分離は必至。

 

こうなったら、もうアレをやるしかありません。フライ返しです。成功したことはありませんが(そもそもやったこともありませんが)、道がそれしかないのなら、そこに向かっていくしかない。それに僕は高校時代毎日モコーズキッチンを見ていた男。その記憶を呼び覚ませ。

 

僕は覚悟を決め、えいやっとフライ返しをしました。

 

分離するお好み焼き。

 

こぼれるキャベツ。

 

壁に張り付く生地。

 

ものの見事に失敗しました。というかなぜ上手くいくと思ったのか。こうして僕のリベンジマッチは失敗に終わったのです。

 

3度目の正直を信じて

 

2回目のお好み焼き生成にも失敗してしまった僕。しかし、味は完璧だった。レシピ通りの食材を用意したからだ。あとは見た目だ。完璧な一枚の形に焼き上げることができればいいんだ。

 

2度の失敗を経た僕。今回ばかりは違いました。

 

材料、分量共に完璧。あとはこれを焼けば、ついにお好み焼きの完成だ。成功の二文字が脳内に輝きだします。ついに、僕は、この手でお好み焼きを作り出すことができるのだ……!

 

いよいよ生地の加熱に入ります。完璧なサイズ感です。苦戦することもなくひっくり返しに成功。美しいフォルム。これだ。これが、俺の待ち望んでいた「お好み焼き」だ。

 

皿に盛り付け、ソースとマヨネーズをかけ、鰹節も散らして、完成! 美しい……なんて美しいフォルムなんだ……! 長きに渡る僕とお好み焼きの戦いも、これにて終演です。さあ、美味しく食べて、エンディングといこうじゃないか……。

 

出来立てのお好み焼きを割ると、中からとろ~りと、液状化した生地が漏れでてきました。お、半熟か? ……とか言っている場合ではなく。

 

短すぎたんだ! 焼き時間が!

 

勝利を確信してしまったが故の過ち……油断……慢心……時期尚早……。

 

ミディアムレアのお好み焼き……不味かったです。あの味は……2度と忘れない……。

 

 

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