めぐるめぐる憧憬 スピッツ / 日なたの窓に憧れて

 

台風、どーんと来てますねえ……。新潟の天気はまだまだ穏やかですが、日本各地では既にとんでもないことになり始めてるようです。

 

 

タイムラインにこのツイートが流れてきた時はめちゃめちゃびっくりしましたよ。どうなっとんねんと。

 

今年は災害の年ですね……。2018年今年の漢字は「災」でしょうか。とか思って調べてみたら、2004年の漢字も「災」でした。というかこの「今年の漢字」、1995年から始まったんですね。

 

奇しくも僕の生まれ年も1995年。「今年の漢字」と共にその生涯を歩んできました。どうも、ウィザップ新人営業のぬまじりです。

 

こんな悪天候の日には、やっぱり太陽の光というものが恋しくなるものです。というわけでここらでタイトルを回収しておきますね。

 

 

スピッツ5枚目のシングル。1992年の曲なんですね。僕が生まれるよりも前。なのに古臭さを全然感じない。

 

でもこの曲は、MVが製作されていない、スピッツ不遇の時代の曲なんですね。そういう点でこのタイトルを見ると、日の当たる場所、自分達の名が売れることへの憧れも内包されているのかもと思います。歌詞を見てみましょう。

 

君が世界だと気づいた日から 胸の大地は回り始めた

 

歌い出しからこれ。スゴいですよね。君が世界だったんですって。君こそが、君だけが全てだと気づいた時から、僕という存在の命が廻り始めた。続けてサビとCメロを見てみます。

 

君に触れたい 君に触れたい 日なたの窓で

漂いながら 絡まりながら

それだけでいい 何もいらない

瞳の奥へ僕を沈めてくれ

 

メリーゴーランド メリーゴーランド 二人のメリーゴーランド

メリーゴーランド メリーゴーランド 二人のメリーゴーランド

ずっと このまま ずっと ずっと

 

この「瞳の奥へ僕を沈めてくれ」というフレーズが大好きなんだなあ、これが。

 

僕はこの歌詞から、なんとなく幻想的な感じを受けます。幻のような、夢うつつのような、そんな感じに薄らぼやけた光に包まれてる風景……みたいな。うまく言えないですね。

 

あと、どうやらこの曲には「回る」「廻る」的な要素がキーとなっているみたいです。出だしの歌詞もそうでしたし、メリーゴーランドというものもそうです。

 

このメリーゴーランドという象徴的なものを考えてみます。それは同じところを延々と回り続け、各馬の間の距離は決して変わることがないもの、という感じでしょうか。妙に華やかで、延々と廻るけど、変化はなくて。そしてどことなく閉じた空間、そこだけ回りから切り離された空間という印象です。

 

僕は君に触れたいと思うのですが、本当に思っているのは君に触れたいと思い続けていたいということなのではないかなと思います。君の他には何も必要なくて、二人だけの世界で、永遠に君のことを追いかけ続けていたい……と、僕は想う。日の当たらない薄暗い部屋で、埃で濁った窓から指すぼやけた光を見ながら(という個人のイメージ)

 

曲を作る音の中にも廻るものがある

上に載せた音源をよーく聞いてみて欲しいんですが、上の方でずっと「ペッポッペッポペッペポッペポ」という音(酷い表記の仕方)が流れているのが分かりますか?

 

この妙に明るいシーケンスは、曲を通して終始流れ続けています。歌詞だけでなく、バックの音からも、永遠に、そして不変に廻り続けるものをなんとなく感じることができます。だから僕のこの曲の印象は、幻想的で、夢うつつの世界のことみたい、なのです。

 

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