実録・何故私はキウイを皮ごと食べるようになったのか?

昨日は「キウイは皮ごと食べるのが正解ってマ!?」的な記事を書きましたね。それを書き終えたあと、「そういえば俺っていつからキウイを皮ごと食い始めたんだっけ」と思いましたので、今日は僕の食キウイ作法のルーツを辿ることにします。

 

これから語ることは全てがノンフィクション。そこには「他者への信頼」に関わる重大なエピソードが隠されていました。己自身を振り返って語る、重厚なドキュメンタリーです。目を離すな。

 

始まり ~無垢な小学生時代~

僕が初めてキウイを皮ごと食べたのは小学4年か5年のころ。給食に出てきた半分にカットされているキウイにてです。

 

それまでの僕は大多数の人と同様、スプーンで実をすくって食べ、皮は残していました。それが僕にとっての当たり前だったからです。しかし、その日は僕の価値観が180度引っくり返った日となりました。

 

僕も含めた皆がスプーン片手にキウイを食べるなか、向かいの席に座った大西くん(仮名)が、キウイを皮ごとモリモリ食べていたのです。少年僕はびっくり仰天。思わず大西くん(仮名)に「き、君はいったい何をやっているんだい?」と尋ねました。

 

大西くん(仮名)は得意気な顔で「おや、知らなかったのかい? キウイは皮ごと食べることができるんだよ」と答えてくれました。僕は思わず目から鱗が落ちたような感覚に襲われました。

 

そ、そうだったのか。考えたこともなかった。僕は手を震わせながら、皮ごとのキウイを口に運びました。なんだ! 全然いけるやん! 皮も食えるとは知らんかったわ~。得した気分やな! 僕は感動で打ち震えました。

 

この日から、僕はキウイを皮ごと食べるようになりました。親兄弟親戚友人、周りの人たちからは好奇の目を向けられましたが、構わず食べ続けました。

 

誰がなんと言おうと知ったことか。だって、大西くん(仮名)が教えてくれたことなんだ。大西くん(仮名)は、今もきっとキウイを皮ごと食べ続けているはず。だから大丈夫なんだ。大西くん(仮名)がいる限り、僕は孤独じゃない。僕がいる限り、大西くん(仮名)は孤独じゃない。それでいいんだ。クラスは離れても、僕と大西くん(仮名)はキウイで繋がっているんだから。

 

そして時が経って中学2年。僕と大西くん(仮名)は再び同じクラスになり、その日のお昼には、僕らの絆の象徴でもあるキウイが出ました。

 

僕は迷わず皮ごとキウイにかぶり付きました。大西くん(仮名)は僕を見て笑い、そして言いました。

 

「え? ありえなくね? お前馬鹿?」

 

この日を境に、僕は他人を信じることを辞めました。 〜fin〜

 

 

 

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