もう嫌んなるよ スキマスイッチ / 藍

巷でいうところのLOVEという概念は、元々日本語に備わっていなかったもの、つまり日本人の観念になかったものだと、大学の講義で学んだことがあります。

 

即ち、簡単に「愛してる」とか抜かしてくるような男は大抵薄っぺらいヤツなので、レディの皆は要注意だぞ。もっと硬派で、口下手なくらいの男が、いいんじゃないかなあ。例えば、まあ……そう……僕みたいな?

 

ということで、今日は我々日本人にとって謎多き概念である「愛」を考えるこの曲。

 

 

スキマスイッチで「藍」です。三枚目のアルバム、「夕風ブレンド」に収録されています。一般知名度も高く、ファン人気も滅茶苦茶高い、文句なしの名曲ですね。スキマのシングル以外の楽曲では1番有名なんじゃないでしょうか。

 

スキマスイッチオススメの曲ある? と聞かれましたら、マイナーなアルバム曲やカップリング曲を挙げてドヤ顔したい系男子な僕ですが、藍は純粋に勧めたいです。ホンマいい曲やで。

 

「愛」どこで誰が創造したもんなんでしょうか 難解なんだね

感情ってどこへ向かうべきもんなんでしょうか そっと教えてよ

 

歌い出しはこんな感じ。なんやよく分からん愛というものに悩まされる少年がこの曲の主人公です(個人のイメージ)。愛ってなんなんだ、誰がこんなもん作ったんだ、と1人悶々と思案し続けます。

 

恋愛の成功率はね 散々でね いつだって成就しないまま

とはいえ好きになっちゃうんじゃ もう嫌になるよ

どうかいなくなれ こんなんなら存在自体よ消えちまえ

そう思ってどのくらい経つだろう

来週はいつ会えるんだろう

 

サビです。「恋愛の成功率」とか言っちゃう辺り、この少年はちょっと理屈屋っぽいですね。恋愛に関して、自分は今まで惨憺たる結果だった。統計的に、自分は恋愛事に向いてないんだ。なのにまーた人を好きになっちゃうんだから、もう嫌になるよ、と。

 

で、こんな気分を味わうくらいなら、いっそのこともう消えてなくなってしまえ! と思うのです。こんな自分なんて消えちまえという解釈もできますし、いっそアイツなんて消えちまえとも考えられますね。あるいは両方かも。

 

この辺まで来ると、冒頭の愛に対する問が、愛という概念について……というよりは、一体全体どこの誰がこんなもん作りやがったんだ!? ええ? イチから説明してみろや! という文句にも聞こえてくるのが面白いです。

 

そんなこんなで少年は、ちょっと荒れた思考をしつつも、結局は次に彼女と会える日のことを考えずにはいられない。つまるところ、ゾッコンなんだな。認めてしまえよ。

 

タイトル、愛じゃなくて何故藍か?

 

ちょっと考えてみます。

 

まず、「青は藍より出でて藍よりも青し」という諺がありますよね。加えて、青は「青春」という言葉にも用いられる文字です。

 

この曲は、相手のことが好きだと頭では分かっていながら、いやでもだってと捻れて考えてしまう少年が主人公です。このタイトルは、真っ直ぐ青春ができない少年、「青」になりきれない少年のことを指して、「藍」としているのかな~と、なんとなくですが思います。

 

皆さんはどう思いますか?

 

 

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