スピッツ / さらさら

 

気温が30度を平然と上回ってきますね。暑さに弱い僕はもうドロドロに溶けそうです。

 

こんな時は涼しげな気分になれるこの曲を聴いて、人間としての形状を辛うじて保ちましょう。

 

 

スピッツ38枚目のシングル。割と最近の曲です(と言っても5年前。月日の流れるスピードよ)

 

イントロのギターの音色からして涼しい始まり。マサムネさんの歌声がスッと耳に滑り込んでくるようです。

 

サビで曲にスピード感が出て、頭の中を流れていく感じが聞いていてすごく気持ちいいです。

 

だから眠りにつくまで そばにいて欲しいだけさ

見てない時は自由でいい

まだ続くと信じてる 朝が来るって信じてる

悲しみは忘れないまま

 

これがサビの歌詞なのですが、僕はこの一連のフレーズが凄い好きです。切々とした、一抹の寂寥感が漂う感じ。

 

続けて2番の歌詞を見てみましょう。

 

君の指先の 冷たさを想う

いつも気にしていたいんだ 永遠なんてないから

 

ここで想像するのは、余命幾ばくもない女性の姿と、その傍にいる男性の姿。

 

眠りにつくまでそばにいて欲しいというのは、言葉のままの意味の他に、最期の瞬間とという意も含まれている気がします。その瞬間までは、別に他で何をしててもいいから、ただそばにいて欲しいと思う。

 

その時間は永遠ではないと分かっているけど、それでもまた次の朝を2人で迎えられると信じている。

 

ゴリゴリ力でつぶされそうで 身体を水に作り変えていく

魚の君を泳がせ 湖へ湖へ

 

身体を水にして君を誘うのは、雄大で時に荒れる海ではなくて、いつも静謐な湖なんですね。ずっと一緒にいるために、君を少しでも安全なところへ安全なところへと連れて行きたい。守りたいという意思の表れでしょうか。

 

一途で、優しくて、でもどこか寂しい。透き通った音の粒が見えるような、そんな爽やかな曲です。しみじみと浸りたい。

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