フライング〜待っていられない人たち
ハカセ
執筆時期がズレまくりだけど、逆にカモフラージュになるからいいやと思ったハカセです。
僕は、嬉しかったのです。
先日の話。
Webサイトリニューアルのサイトマップ案(+コンセプト文)と、概算見積を提出しました。
助成金を使ったリニューアルということで、
「公開は遅くてもいいのだけれど、申請期間に間に合わせるために、ザックリでいいから制作費を教えてほしい!!」
というご依頼でした。
この、よくある「ザックリ」。
正直にいうと、困るお言葉です(苦笑)
オノマトペってことで、お金をザックリと取っていいのなら、ゼロ1コ、増やしちゃいますぜ?
へへ・・・
なんてできない。
むかしむかしあるところで、床下に棒?を無理やり増やしていた、悪徳リフォーム業者みたいなことは、できない。
ん?でも、もしゼロが1コ増えたら、私の半年をこのサイトのために捧げられる!?
それもいいなぁ・・・って、本当に妄想してしまった(笑)
脱線した。
先に、お互いにとって簡単な方法を1つ出しておきたい。
予算を決めて、その枠を正直に言ってもらえた方がいいのです。
その範囲内で、私たちにできる最高のものを作るのですから。
駆け引きは要らないとも思う。
通常、スーパーザックリコースは、多めの金額にするものですが、現実は予算がたりなくなりがちでスッキリしない印象があります。
作業が始まったあと、お客さまのご要望によって、作業が増えることがあります。
追加料金かかってもええよ、という方もいらっしゃいますが、そのままやってくださいという場合(雰囲気)が実際は多いですね。
そういったオーバー分の作業費を出せないのであれば、仕様や量を削るのが当たり前です。
もしくは、他の何かで価値を交換します。
と言っても、そう上手くいかないもので、ヤレヤ!と何故か怒られたこともあります(汗)
とにかく、大きなズレは避けたい。
だから、ズレを恐れてサイトの大枠を考えます。
ということで、サイトマップを最低でも作ります。
サイトマップを作るということは、ページ構成を決めるということ。
ページ構成を決めるということは、現行サイトや状況を把握した上で、よりよいサイトの形を想像できているということ。
頭の中では、ワイヤーフレーム(画面イメージっぽいもの)も考えつつ作ります。できるだけ実作業のことを同時に考えます。
WordPressであれば、固定ページにするか、カスタム投稿を使うのか、ACF Proを使って管理しようとか。
サイトマップひとつとっても、かなりの思考の積み重ねがあるのです。
もし現行サイトそのままのサイトマップが出て来たとしたら、深く考えていないのかもしれません(苦笑)既に完成度が高ければ別ですよ。
それらができて、やっとある程度の費用が出せます。
今回もサイトマップを作ってから積算!
時間はそれなりにかかりました。
ブログやSNSを見る、現行サイトを見る、サイトコンセプトを考える、サイトマップを作成する等の費用は見積に含めました。
だから、この後で立ち消えてしまうと、やっぱり“痛い”のです。
ところが、今日入ったメッセージでは・・・↓
なんと!?
こう言われたの初めて感、高し!!
だから驚きました。
繰り返しになりますが、企画書やサイトマップたちは重要な設定資料です。
無料で作るなんて、無理です。
無料で作る業者さんもいるのかもしれませんが。決まったパターンに当てはめるでしょうね。
ひょっとすると、同じぐらいの資料が作れるのかもしれないけど、その時は、その現実と向き合って自分たちをバージョンアップしよう。
今回は、助成金が決まったらという条件がありますが、ご発注はほぼ確定いただけていましたからね。請求は考えていませんでした。
テキトーに考えたものでよければ無料と言っていいかもしれませんけど、私にはできない。
僕たちは、しっかりと作りたいのです!そして任せてもらいたい。
内容と実制作まで考える。そこから費用は発生しています。
だから、例えば設計まで、という受注形態も考えています。
1つのプロジェクトを区切って納品やご請求いたします。
これはお互いにメリットもあると思っています。例えば、企画・設計のところだけご依頼・お支払いただき、制作はそれを持って地元業者に委託する・・・とか。
そんな、説明しなくても分かってくださっていた。
あの瞬間から、私は、この人の力になりたいと思いました(追記:お金だけで、じゃないですからね(笑))。
女神かと思った。
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