今日のダーリンから過程の大切さを学ぶ

あっという間に年末、そして正月を迎えます。

当社にとって年が変わるというと、カレンダーや手帳の作成が風物詩。

そこで今日は手帳の話になります。

 

 

僕は、コピーライター糸井重里さんの『今日のダーリン』を読むことがあります。

その日は、ほぼ日刊イトイ新聞の主力商品である『ほぼ日手帳』についてのお話でした。

内容は、糸井さんの会社見学に訪れた中国の人たちから、

「ほぼ日手帳という主力の商品は、順調に発展していますが、他の大企業が同じものをつくろうとしたらできてしまいますよね。そのリスクをどう考えていますか?」

という質問があったそうです。

その質問に対して、糸井さんは説明しきれないと判断して、

「ほぼ日手帳はすでにたくさんマネをされています。
でも、マネはできても同じものはできないんです。それは、こころがちがうからです。」

と言ったそうです。

そして、気持ちの解説として、

「仕様だとか、ページにことばを記すことだとか、使用する紙の種類だとか、似たことはできるでしょう。
でも、初期のころの失敗や、見えない改善も含めて、これだけのものをつくるのは、資金やら会社の規模やら、瞬発的な熱心さとかでは無理だと、言いたかったのです。

手帳に関係しているたくさんの関連会社と、その先に連なるたくさんの関連会社と、人びとの思い。ここに集まるこころの総体が、ほぼ日手帳なんだよ。」

と書いてありました。

 

お金をかければソックリな物は確かに作れると思います。

でも、ただの物として売っていたら真似されやすいし選ばれ難くい。足りないものは何か考えてみようということですね。
考えないから積み重ねられず、糸井さんの仰るような意味で浅い物を作ってしまうと思いました。

Webサイトの仕事で6年以上担当しているサイトがあります。
続いている理由は、お客さんと共に喜怒哀楽を積み重ねた歴史があるからだと思っています。

 

僕は、今回のお話は「過程の積み重ねに価値である」と受け取りました。

「物に見えない価値が宿る。魂が宿る。」というスピリチュアルな考え方があり、僕もそういうのがあると思っている方ですが、同時に見えないから説明ができなくて説得力にかけると思っていました。
なんだか職人の強がりみたいなって。

しかし過程が、その “目に見えない価値” とやらにプラスに作用するのではないか?そういう雰囲気を醸成してくれるのではないか?と考えていくと、過程こそが目に見えない価値の1つだろうと納得できました。

過程が大切なので、過程もできるだけ見せていこう。

 

僕は、人と違う価値があるからご依頼いただけると思っています。

毎日の目の前の仕事が、5年後、10年後の会社と自分の価値を高める行為であると意識できれば、めんどくせーなぁと言ったり思っている人よりステキな人生が送れそうそうじゃないですか。
社会も社長もお客様もそういう人を歓迎するのは間違いないですし。

会社で個人を出さない道を選んでいる人は「会社の過程の一部」になっているのですから、ただ「毎日真面目にこなす」という意識で仕事をするのではなく、「会社の未来に向けて積み重ねる」という意識を持つことが大事ではないかと考えました。その姿に後輩さん達も刺激を受けるでしょう。

そんなことを今日のダーリンを読んで考えていました。

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