好きな食べ物より嫌いな食べ物の話の方が広がりやすい
ちっひー
どうも、ミスに近い人間ことちっひーです。ちょっと前、小さなミスを連発していました。何度も指摘され、現在は入念なチェックによりミスが減りました(はずです)。
ミスをするときというのは、独特な行動をしています。
あとから見返すと、なぜそんな判断・行動をとったのか? と不思議でしょうがないことが多々あります。
自分の高校生のころ~ここ最近までのミスの経験から、ミスが起きやすい環境やタイミング、パターンをいくつか見つけました。
環境が変わったときはミスが起きやすいです。特に、慣れによって効率化されていた仕事ほどミスが起きやすいです。例えばあなたは、家の中では歩きスマホをしながらトイレに向かうことなど造作もないと思います。しかし旅行先のホテルで同じことができるでしょうか。
環境が変わるということは、今まで慣れていたものが失われるということです。
部署内での席替え、オフィスの移転などのタイミングは、一旦効率が落ちることを覚悟して、ひとつひとつの作業の意味、目的を言葉で考えながら作業する慎重さが必要です。
例えば番号で発注を管理している仕事があったとしましょう。
発注番号:200207012219_トイレットペーパーシングル2000ロール
発注番号:200207012291_トイレットペーパーダブル1000ロール
こういうシチュエーションで、発注数を間違えるといったミスが起きがちです。(シングルを1000ロールで発注してしまった、とか)上記のシチュエーションは適当ですが、似た事例は身の回りにあるのではないでしょうか。
番号で仕事を管理することはどこの会社もやっていると思います。会社のシステムの中では間違いなく番号と仕事内容が結びつきますが、人間の頭の中では別です。システムに登録した内容を口頭で人に伝える、メールに手打ちするといった際にミスが起きるはずです。
締め切りまで時間がないとき、出発時刻が迫っているとき、一度ミスをしたとき、こいう時のミス率は非常に高いです。コーラを飲んだらゲップが出るっていうくらい確実です。
自分は高校生の頃、数学のテストで再々々追試までいった経験があります。その再々追試の時に発生したミスがこちらです。
1+1=1
義務教育を履修しなかったのかと疑われかねないミスです。しかし起きたのです。
まず「気を付ける」という言葉のみではミス対策にならないということを全人類が胸に刻むべきです。
「気をつける」という行動はありません。ミスは、「ミスになる行動」によっておきます。ミスしないためには、「ミスにならない行動・正しい行動」が必要です。
つまり、行動ベースで対策を考えようということです。ミスを起こさないための行動を指定しそれを実行しよう、ということです。
ではどういった行動が必要でしょうか。
具体的なシチュエーションで色々かわりますが、自分は以下の方法はいろんなシチュエーションに使えるかな、と思っています。
似たものを取り違えてミスが起きるなら見た目を変えるのは有効です。文字を【】で囲むとか、文字の並びのパターンを変えてみるとかです。
環境が変わったときは「慣れ」がないので頭がたくさんのことを考えます。なので人に仕事を渡す時に、少し多いかな? と思うくらい説明するといいと思います。そもそも説明は足りないと問題ですが足りている分には問題は少ないのではないでしょうか。
指示後は便利です「あそこのアレ取って」で伝わるならそれは効率の良い仕事かもしれません。それがうまくいくなら、ですが。問題はうまくいかなった時=ミスした時です。
なので「棚の上から二段目にある赤い箱取って」とか言えば良いと思います。多少仰々しいかもしれませんが、ミスするよりマシです。
焦ればミスります。なので余裕を持つことです。余裕を生み出すためにいろいろな交渉、折衝、調整が必要でしょう。でも、ミスをしてやり直しになるより200%、ましです。
説明を省いたり、指示後のオンパレードだったり、やたらと急ぎ急ぎで仕事を詰めていたり、雑にテンプレートのままだったりすることで、効率が上がることもあります。しかしそんな効率は1回のミスですべてふっとびます。なら、その程度の効率はミス防止にくれてやったほうがマシ、というものです。
世の中には、「気を付ける」だけでミスをなくしてしまう信じられない高スペックな人がいます。しかし、私や今ミスの渦中にいる方は、そういうタイプではないと思います。
高スペックな人たちは、私たちがなぜミスをするのか理解ができません。だからミス予防に関しては私たちミスする人間のほうが役立つのです。
なぜ自分はミスしたのか、どういうミスだったか、どんな行動でミスはなくせるか、それを他人にもわかる形で残せるか。
これができれば私たちはどんなところでもミス防止・仕事の品質向上に役立つ人間になれます。一緒に頑張りましょう。
(頑張る、は行動ベースではないのでだめ。例えばその日のミスと、その原因と、対策を書き留める日記を用意するという行動が必要)