
新潟県の百年企業
新潟日報事業社/編
■A5判168ページ
■定価1,470円(税込)
地域に根差し歴史を刻む老舗企業120社の横顔
戦争、大火、水害、経済変動…。
次々と襲いかかる困難に、それぞれの企業はどう立ち向かっていったのか。
書籍・雑誌販売
株式会社萬松堂(ばんしょうどう)
- 創業年
- 江戸時代 後期
- 住所
- 951-8063 新潟市中央区古町通6番町958番地
- 電話番号
- 025-229-2221
- FAX番号
- 025-229-4331
- 資本金
- 10,000千円
- 従業員数
- 55人
江戸時代末期水原町で創業。初代は屈指の大地主市島家の番頭で、呉服、小間物屋を独立開業、島屋と称した。活字文化の普及に伴い本屋に業種転換、現店名で新潟古町に進出したのは明治中期とか。
大戦中は6代目当主が召集され一時期閉店したが、戦後再開すると本屋だけでなく地方文化振興の一助にと2階に個展にも利用できる『青山倶楽部』を置き、新潟の文化サロンとして市民に親しまれた。昭和25年株式会社に改組。30年の大火罹災後に復興落成した新ビルも当初は2階がホールで、皮切りの催事が會津八一作品展。先生生前最後の個展である。災禍の後でも大らかな経営ができる時代だった。
40年代、様相は一変する。店舗の大型化が求められ、県外大手書店の進出もあり、当店も増改築して全館本の売り場とし、併せて外商を強化した。本業に徹しないと脱落する大競争時代に突入したのである。現社長は8代目。東京に営業所を設置し、業務の拡大を図っている。