ウンコの乱に見た社長の葛藤と覚悟。

公開日: つぶやき, うちの会社の話

お食事中の方、申し訳ございません。タイトル以下、今回のブログは「ウンコ」が連発しますので、予めご了承くださいませ。

 

あ、どうも。

こんなに「ウンコ」を連発するのはいつぶりだろう~?どんだけ引かれるんだろ~?よく分からないけど、言ってしまおう~♪と腹をくくった、裏スラミンです。

 

初めての方、初めまして。

株式会社ウィザップという会社の、「スラミン」というあだ名の弊社社長のブログをのっとった、「裏スラミン」と申します。のっとり続けて今日もこのブログを書いています。どうぞ、お見知りおきを。(ブログのっとり初日記事はコチラ

 

ura_suramin

 

さて、今日は昨日の続きです。

 

ウンコの乱※に見た

うちの社長の

葛藤と覚悟

お話します。

 

※ウンコの乱については昨日のブログをご参照ください。

 

 

まず、このウンコの乱が巻き起こるきっかけは、昨年秋ごろのある社員の何気ない一言でした。

「来年の年賀状も考えてもらえませんか?ヒラメ会で。」

ヒラメ会とは、若手社員中心に社長が直々に召集した会で、「ヒラ社員がヒラめく会」のことであります。

 

そこで、例年なら日常業務として何気なく作られて、何気なく送付していた年賀状を「意図して作る」検討に入りました。

「年賀状って捨てられるよね?」「捨てられない年賀状がいい」「受け取って次のアクションを起こしてもらえる年賀状がいい」「うちのことを思い出して、連絡を取ってみよう、ホームページを見てみよう、って思ってもらえる年賀状がいい」「他社のものとまぎれないものがいい」「社名宛で送るとだいたい見られずに捨てられる」「社名で送らず、宛名は全て個人名で送ろう」「あけましておめでとうございます、とかいらないんじゃね?」「あのケツ出しコンサルのところには昔、”メリークリスマス”って書いた年賀状が届いたらしいよ」「それくらいのインパクトないと捨てられるよね、てか見ないよね」「じゃあやっぱり年賀状らしくない年賀状、ってのは決まりだな」

盛り上がるヒラメ会。

炸裂するヒラめき。

 

が、

ふと我に返ったヒラメ会メンバー。

 

あ、この年賀状、

株式会社ウィザップ

代表取締役社長 高橋陽子

で出すんですよね?

 

しばらく何も言わずに見ていたうちの社長。

静かにこう言いました。

 

「ほら、あれ、あれあるでしょ、お決まりの文句…謹賀新年、とか、あけましておめでとうございます、とか。とりあえず、年始にお客様が見て不快に思わないご挨拶状として適切なものであれば、デザインとかはなんでもいいわよ。」

 

そう、ここまでは正常だったんです、うちの社長。

正常な判断ですよね?

私を含めヒラメ会メンバーも

「ごもっとも。」

と思いました。

 

でもね…

その数分後、

その社長が

こう言ったんです。

 

 

「いや、いい。あけましておめでとうございます、とかいいわ。それよりも捨てられなかったり、目立つほうが優先だわ。」

 

 

 

そして、その数時間後、

社長の中で何かが振り切れたのでしょうね。

 

 

 

 

「ウンコにしよう」

 

「ウンコ年賀状にしよう」

 

「運がつく、

 でウンコがいい!!」

 

そう思い立った社長は、制作担当者に指示。年賀状にウンコを載せるという前代未聞の動きが始まりました。

 

 

…え?

あの、さきほどヒラメ会で

「とりあえず、年始にお客様が見て不快に思わないご挨拶状として適切なものであれば…」

っておっしゃってましたよね!?

 

 

はい、これが

葛藤です。

 

うちの社長、

瞬時に葛藤と戦い

見切りを付けて次の動きに出たんです。

 

以下私の想像ですが、社長の心の声を再現してみました。

 

 

「フツーじゃない年賀状」のアイデアに盛り上がるヒラメ会の若人たち。

(あぁ 、ちょっと待って、これ年賀状よ。私、一応社長よ。社長の名前で出すご挨拶状よ。それも大切なお客様に向けての年始のご挨拶状。)

(あ、だめだ、ここで一度釘を刺しておこう。)

 

「ほら、あれ、あれあるでしょ、お決まりの文句…謹賀新年、とか、あけましておめでとうございます、とか。とりあえず、年始にお客様が見て不快に思わない、ご挨拶状として適切なものであれば、デザインとかなんでもいいわよ。」

 

(そうそう、これはあくまでご挨拶状。奇抜なものを送ればいいってもんじゃないわよね。冗談が通じるお客様ばかりじゃないし。一般的に考えておかしいものはおかしいわよ。年始は年始らしくね。

 

「フツーだけどフツーじゃない年賀状」のアイデア出しに、ちょっと苦戦し始めたヒラメ会の若人たち。

 

(あ、私、何言ってんのかしら。「一般的に考えておかしいものはおかしいわよ。年始は年始らしくね。」ってフツーの年賀状じゃん!!

(私こんなことしたくて、このヒラメ会作ったんじゃないわ。私がこんなこと言っててどうするの!陽子のバカバカバカバカッ!!

(言お、ちゃんと言お。)

 

 「いや、いい。あけましておめでとうございます、とかいいわ。それよりも捨てられなかったり、目立つほうが優先だわ。」

 

(ふー、そうそう、私もまだまだ何かに囚われているんだわ。この囚われから自分を解き放たなければ、この会社をいい方向には持っていけない!変わっていかなければ生き残れない!

(他社と同じことをしていては埋もれるだけ。うちはうちらしく。私は私らしく。)

(うちはうちらしく…)

(うちは…うんちは…)

(あ、あー!!!)

(ウンコだ!!)

 

 

それからというもの、

ウンコ賛成派

ウンコ反対派

の真っ二つに社内が分かれ、天下分け目のウンコの乱が繰り広げられたのでありました。

 

そしてついに2015年1月1日、ウンコ年賀状が全国一斉に送付されるというウンコ賛成派の暴挙により、この戦いの幕が下りたのであります。

 

 

てな感じで、アホなウンコ話をしてきましたが、私、上記の社長の葛藤と覚悟(想像だけど。笑。)に深く感銘を受けたんです、密かに。

で、感銘を受けた私は、帰って旦那に話をしたんです。(あ、旦那も同じ会社に勤めてます。)

 

私「ね?陽子さんすごいでしょ?深いところで悩んで、でも自分で決着を付けて、決断したんだよ。差別化しなきゃ!って。それが今回ウンコになっただけで、ウンコがどうこうじゃなくて、なんかね、私、すごいと思う。」

旦那「…」

私「ね?すごくない?」

旦那「…でも、うちのお客様はそんなこと望んでないと思う。」

私「…」

旦那「お客様は年始にウンコ年賀状を送ってくるような奇抜さをうちに求めてないと思う。」

 

出た。

ウンコ反対派。

 

わかります。ウンコ反対派のみなさんのおっしゃることも分かります。うちの社長は気が狂れたのか?うちの社長にはついていけない。そんな声が聞こえてくるのも分かります。

 

でもね、少なくとも、社長は今を見てるんじゃないんです。先を見てるんです。先を見てなきゃ、会社の舵取りなんかできないでしょ?

先を見た目で全ての決断をしている、私にはそう見えます。

今のお客様はもちろん大切。でも今のお客様に求められていることだけをしていては、たぶんダメなんだと思う。

その決断が合っているのか間違っているのかは、先になってみなければ分からないことだけど、でも、少なくとも、今ではなく先を見て判断をしている社長がいることが、私、この会社の財産のひとつだと思う。

今はいつまでも続かないからね。

 

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以上、

ウンコ話をなんとかいい話に納めようと

後半必死な裏スラミンでした。

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この記事を書いた人

スラミン
ニックネームスラミン
㈱ウィザップの代表取締役社長(2005.12. 5~) バツ一・二児の母 好きな事 食べたり飲んだり、料理、旅行 ペット リリィ(キャバリア・チャールス・キングス・スパニエル) 座右の銘 DO’NT DREAM BE DREAM!!!
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